木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

散歩時の気温は23℃とまだ高めですが、バイクで走ると当たる風が気持ちいいです。

今週は2~3年前は当たり前だった毎朝バイクが実現できるかもしれません。

さて、先週から訓練校は1年間の授業のメインである

技能検定の実習が始まりました。

こちらは1年生の時に出された3級の課題です。

これも十分に難しかったのですが、2級になるとさらに難易度が増します。

合格率もぐんと下がるのですが、逆にいえば、これが取れれば本物とも言えます。

訓練校在籍中に取得できる人はあまり多くないようです。

課題を渡されて、説明を読み、図面を見るのですが、どうも腑に落ちません。

現物と図面が合わないのです。

と、もったらこれは今年の試験の課題ではないとのこと。

私の勘違いでした。

3級は実技一発勝負、制限時間2時間45分でした。

しかし、2級は、最初に展開図提出、2回目に構造材の墨付け、

3回目に「振れ垂木」と垂木筋交いの墨付けをその都度提出して

最終的な加工、組み立てに進みます。

制限時間3時間30分、これが私にとっていかに高い壁かは

前回の3級、2時間45分でも四苦八苦していたので、想像に難くありません。

野田会長からは、とにかくこの三角形が速く書けるようにいうこと。

この三角形は屋根のコーナーを上から見た平面図です。

製作時間はともかく、その構造は理解できて、線も引けます。

しかし、問題なのはこの先、この平面図の左右に振れ垂木と垂木筋交いの展開図を書くことです。

さっぱり理解できません。

講師の宮下先生も「垂木筋交いなんて、現場じゃ使わないからな!」と言っています。

実用的でないものを出さないで、言いたいところですが、

この課題には尺金を使いこなす規矩術の知識と技能がいっぱい詰まっているそうです。

製図は検定の入り口、9月は刃物を持つことよりも

定規と鉛筆を持って、30分をめざしてがんばります。

会長から製図にはすべり止めのついた定規が検定にはいいよと勧められたので、

さっそくAmazonで注文しました。

前年も上級生3名が挑戦して、3人とも不合格。

3名はかなり上手で速い人でもダメだったので、難関は肌で感じます。

でも、やりがいのある難関なので、全力で臨みます。

それでは今週も元気に行きましょう。



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