東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

本:「プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!」

2014年07月24日 09時34分46秒 | 本の話

非常に興味があった「プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!涙と笑いの球界興亡クロニクル(長谷川晶一著)」を読んだ。

タイトルの通り、著者が10年間12球団すべてのファンクラブに入会し、そのサービスを分析した・・・という何とも無謀で素敵な内容に感心しながら、ページをめくる。各チームがファン獲得に様々な営業努力をしているのが10年の歴史でよく分かる。

私が小学生の頃、我がジャイアンツにはファンクラブが存在していなかった。当時絶大なる人気を誇っていたので、そもそも持つ必要もなかったのだろう。仕方なく私たちは同じ球場を本拠地としていたファイターズ友の会に入会していた。ほとんどの友人たちは会員になっていて、当時他球団に圧倒的な差を付けるほどの会員数を誇る人気ファンクラブだった記憶がある。その会員数の威力をいかんなく発揮したのが1978年のオールスターでのこと。ファンクラブから「オールスターにファイターズ選手を選出しよう」との呼び掛けに会員が賛同した結果、9ポジション中8名が選ばれてしまう事態となり、2選手が辞退することになった。それほど私たちには恐るべしパワーがあったのだ。その時の入会特典は「全試合無料観戦(本拠地だけだったかな?)」だった。当時のファイターズはとにかく弱く、いつも後楽園球場は驚くほどガラガラだった。しかし週末の試合に来場すると「(印刷)サインボール」を始め、様々なグッズを貰えたので、グッズ目当てに友達と後楽園に行ったものだ(でも試合観戦はほとんどしなかったな)。

入会時、更新時にジャンパーや帽子が貰えた感動と興奮が蘇りながら、筆者の高ぶる気持ちと一緒にあっと言う間に読み終えてしまった。とにかく最近のグッズは私たちの時代と比べかなり「質がいい」ようである。とにかく野球グッズには夢が満ち溢れていることに変わりは無い。

ちょっと来年は入会しちゃおうかな?

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本:「プロ野球の名脇役」

2014年06月02日 09時37分17秒 | 本の話

ぶらりと本屋に立ち寄った際、「プロ野球の名脇役(二宮清純著)」なるタイトルに惹かれて購入した。

【解説】オリックス時代にイチローらと球界一の守備を誇った田口壮、ONの後ろを打ち5番打者としてV9時代を支えた末次利光、女房役として多くの投手陣を支え続けてきた谷繁元信、日本で唯一の“松井(秀喜)キラー”としてプロ野球を沸かせた遠山獎志、球界きっての名コンビ“アライバ”として二遊間を守り続けてきた井端弘和――。 プロ野球の名勝負・大記録には、必ず陰の立役者が存在する。光文社『小説宝石』で二宮清純が連載していたシリーズ「プロ野球の名脇役」が新書になりました。二宮が脇役ならではの技の極意に迫ります。深く野球を楽しみたいと思っている方にはオススメの一冊です。

末次利光、辻発彦、田口壮、大野豊等・・・野手編(6名)バッテリー編(4名)スタッフ編(5名)にそれぞれスポットを当てている。彼らを通して語られるONや江夏豊、イチローの話がとても興味深く、中でも1976年6月8日に末次が放った逆転サヨナラ満塁ホームランは当時小学生の私はテレビ中継が終わり、ラジオで興奮しながら聞いていたものだ。また斉藤隆の渡米後のスピードアップについても書かれていて、「緊張も状態の悪さも、衰えていく自分も、全て楽しむ。野球人として、それが一番の贅沢」と語る斉藤の言葉がなかなか格好良い。

また現在ライオンズの監督である井原春樹に脚光が集まった1987年のジャイアンツとライオンズとの日本シリーズ。三塁コーチだった井原が二死一塁でセンター前のヒットで一塁ランナーの辻が一気にホームインしたジャイアンツファンとしては屈辱的なあのシーンである。センターのクロマティの緩慢な返球をついてホームインとされているが、井原はショートの川相の「顔の動き」に目を凝らしていたそうで、川相がランナーに視線を送るか否かで、走者を走らせたそうだ。また前回のWBCでのあの重盗失敗について、当時コーチだった緒方耕一と二塁ランナーだった井端と井原にもそれぞれインタビューしている。

一瞬で読み終えて、またもう一度じっくりと読み直そうと思う。やはり野球って面白い。

指折りあと14本

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昭和40年男

2013年05月06日 09時21分24秒 | 本の話

 昭和40年生まれの男性だけを対象とした雑誌・『昭和40年男』

2009年10月29日に創刊した昭和40年代生まれの男性のためだけの情報誌で、「ノスタルジックな想い出が呼ぶ共感」と「明日を生きる活力」の 2つを中心に誌面を構成する。同世代たちの活躍を紹介し、そこに秘められた努力や情熱を浮き彫りにしていくインタビュー記事の他、そろそろ気になってくる健康面をサポートする健康講座、そして幼少〜青年期のなつかしい時代を振り返る「夢、あふれていた俺たちの時代」などなど、昭和40年代生まれにとって気になる記事を満載。また、雑誌内にとどまらず、同世代同士の連帯感を切り口としたコミュニティの形成を目指す。毎奇数月の11日発売・680円・・・とのこと。

ついに来たね~昭和40年時代が~すでに18号まで発行されていたのね。慌ててバックナンバーで確認すると・・・「学研電子ブロック」「なめ猫」「ローラースルーGOGO」「スペースインベーダー」「スネークマンショー」と懐かしい名前が次々と出てくる。また「ボクらを作ったヒーロー」のコーナーでは毎号ごとに「レインボーマン」「怪傑ライオン丸」「スペクトルマン」「超人バロム・1」・・・等が特集されていた。その中でつい声を上げてしまいそうになったのは「ハカイダー」だった。

人造人間キカイダーの敵がハカイダーで子供にとっても当然敵なのだが、彼はそれにも関わらず根強い人気があった。ウルトラマンで言う「ゼットン」のようなヒール人気とでも言おうか?子供ながらに哀愁が漂っていたのがハカイダーだった。

すでに号によっては売り切れもあるようだ。これから毎奇数月の11日を楽しみにしようっと

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本:「銀座の秘密~なぜこのクラブのママたちは、超一流であり続けるのか」

2013年04月22日 09時38分13秒 | 本の話

銀座の秘密~なぜこのクラブのママたちは、超一流であり続けるのか すご腕女性10人の金言」を読んだ。

 

バブル崩壊にリーマン・ショック、東日本大震災と厳しさを増す銀座の夜の街iにおいて、それでも文化人や政財界人らが足しげく通う高級クラブがある。中でも「超一流」と言われる「マスコミで有名とかではなく、銀座の人が超一流と認める人」を選び抜いたママ10人が成功の秘訣を 聞き手自身も銀座のママと言う少し趣を変えた一冊・・・とのこと。

私自身銀座でママがいるようなお店で飲んだ事自体殆ど無いのだが、昔から銀座のママにはどこかカリスマ性を感じていた。決して「見た目」だけでは勝負していない彼女たちの魅力は何だ?とばかりに読み進める。「自分のライフスタイルをみつけて貫く」「品位を保つためには世の中を広く知る」「男には無駄な時間が必要→無駄に見える時間の中で得た情報や遊び心、人脈が後々必ず役に立つ」「人間力とは粋であること→粋な心意気が生きることに繋がる」「銀座で遊ぶ価値=自分を見失わない冷静さを保ちつつ、ひと夜の夢に狂うダンディズム」等々、銀座は男を磨く場所だとママたちは口々に唱える。

十人十色の色々なママが登場するのだが、共通点は「圧倒的な行動力」と同時にどこかみなさん「粋」な感じがすることだろう。職人気質やプロフェッショナル根性を感じさせられ、読んでいるだけでついこちらの気持ちが良くなるような言葉の数々が続く。なるほどな~とほんの少し銀座の良さを垣間見た気がした。どのような職種であれ私はプロとしての自覚がある人にいつも憧れてしまう。ついつい銀座の相場を調べてみたが・・・私にまだまだ敷居が高かったものの、それに見合う何かがきっと銀座にはあるのだろう。

それにしても銀座って響きはやはり素敵である。

H君、M先生。ようやく読み終わりましたので、この次にみなさんの本に取りかかります。ちょっと待っててね。

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本:「マウンドに散った天才投手」

2013年04月15日 09時33分50秒 | 本の話

松永多佳倫著「マウンドに散った天才投手」を読んだ。

伊藤智仁をはじめ、プロ野球史に一瞬の閃光のように輝いた投手7人へのインタビューと周辺取材でその軌跡を辿ったノンフィクション。史上最高のスライダーを操ったガラスの天才投手・伊藤智仁(元ヤクルト)。デビュー戦ノーヒッターの偉業を果たした「江夏二世」・近藤真市(元中日)。サウスポー日本記録155キロ・石井弘寿(元ヤクルト)。脳腫瘍から生還を果たした奇跡のリリーバー・盛田幸妃(元近鉄)、クロスファイヤー・田村勤(元阪神)・・・。

よくある「あの人は今」のような内容では無く、七人とも短いながらも輝いた選手ばかりで、もちろん全盛期を知っている野球ファンの私としては各章ごとに様々なシーンが鮮明に蘇る。全員我がジャイアンツ以外の投手なので、彼らが登板すると気が重くなったものだ。近藤のノーヒットノーランは旅先のテレビで観たし、森田から原がサヨナラホームランを打たれた1991年7月の試合は実際にドーム観戦していて目の前にホームランが飛んで来たし、伊藤智仁については以前もブログで投稿したように、1993年6月の石川県金沢野球場での9回2死までリーグタイ記録の16奪三振の圧巻のピッチングと篠塚のサヨナラホームランをテレビの前で大興奮したものだ。

興味深いのは、今回7人もの投手が取り上げられているのだが、うち3人(上原・近藤・森田)がドラゴンズであること。この理由等については本書でも触れているのだが、なかなか興味深い内容であった・・・その3人のひとりである森田は実働はわずか4年であったが、私にとっては今も彼の投球が焼き付いているほどである。一瞬眩いばかりの光を放ち、短期間で散って行く・・・もちろん誰もが怪我をしたくてした訳ではないだろうが、怪我も無く、長年プレーして来た選手の中でもそれほど記憶に残らない選手もいる。無責任ないち野球ファンとしてはどちらが良いのか?は分からないが、野球談議では「はい、はい」と思い出す選手と「おぉぉ~」と思い出す選手の二通りになると思うのだが、紛れもなく今回の7人は後者であった。

あとがきには「伊藤智仁の全盛期を観る度に涙腺がゆるみ、そして奮い立つ自分がいた」・・・と書いてあったが、まるで漫画のような彼のボールの軌道は今もやはり驚き、何度も観てしまう。野球好きにはたまらないいい本だった。

H君、M先生へ・・・ごめんなさい。以前頂戴しました本をまだ読んでいません。「だったら先にこっち読めよ~」と言われると思いますが、今しばらくお待ち下さいませ

【明日4/16(火)~17(水)は連休となります】

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元気になる90分

2012年01月31日 09時28分38秒 | 本の話

先日新宿のホテルで藤原正彦氏の講演を聴きに行った。

ご存じの通り「国家の品格」の作者で六年前に読んで、その当時何かモヤモヤしていた自分の生き方や考え方についてスーと一筋の光が差し込んだような気がしたのをよく覚えている。その後の私の生き方に多大なる影響を与えてくれた一冊である。

今回の講演のタイトルは「日本のこれから、日本人のこれから」で開演ギリギリに会場へ到着した。

初めてお見掛けする先生はまさに「教授」と言った風貌で、話はTPPやユーロ危機等の最近の世界事情からボソボソと始まった。日本の消費税値上げについは、橋本内閣が消費税を5%に値上げした時は、約4.5兆円増税したものの、所得税・法人税は7兆円もマイナスになった例を挙げ、今回の消費税値上げによる日本国民の購買意欲低下を数学者の視点から危惧されていた。

それからは話は「品格」へと移る。乏しい資源・狭い国土・火山や地震や台風等の天災に見舞われる「異常な国」日本において、「圧倒的な国柄」だけが取り柄であると説く。日本における文学・芸術・数学・物理や書道・華道・茶道に始まる美的感受性や誠実・忍耐・勤勉・約束遵守・惻隠・慈悲や礼節を弁え、金銭崇拝主義では無い、富より徳を重んじる他国には決して真似出来ない日本人特有の「無形の力」の素晴らしさを述べる共に、寺子屋時代から続く「初等教育」から江戸中期の和算家・関孝和の例を挙げつつ「一に国語、二に国語、三四が無くて、五に算数の大切さ」を語っていた。また昔は風見鶏と呼ばれている人が現在では利口と言われる真のリーダー不在の時代を嘆きつつ、昨年の震災で日本には「まだまだ生きている」と感じたそうだ。

すべてにおいて同感・共感するものばかりであったが、中でもいじめ問題の解決方法には「命の尊厳」を教えるのではなく、親が「卑怯」「駄目なものは駄目」だと言語道断で徹底的に躾けなければならないと言われていたのには、「そう、そうなんだよね~先生ぇ~」とついつい演壇まで歩み寄って肩を叩きたくなった。

何だか改めて日本が好きになり、日本人としての自信や誇りを取り戻せるような、とても元気いっぱいになる90分だった。

【明日2/1(水)は定休日となります】

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新小岩パラダイス

2012年01月07日 08時47分10秒 | 本の話

年末の本屋さんにふらっと寄ると「新小岩パラダイス」なる本を発見した。以前聞いた事があったものの、ついついそのままになってしまった読みたかった一冊である。

【あらすじ】派遣社員として働く25歳の正志は、会社の倒産をいきなり告げられ、その翌日には同棲していた女になけなしの貯金まで持ち逃げされる。失意から「どうでもいいや」と自殺しかけたところをオカマの泉に助けられ、彼女に連れていかれた東京の下町・新小岩のゲストハウス「枝豆ハウス」で生活し始める。そこで暮らすのは、20代から50代の個性的な面々。「貧しくても自分の好きなことができれば」という価値観の彼らと同居しながらも、「金」への執着を捨てられない正志は、ある日、やけに羽振りのよさそうな児童養護施設時代の仲間・士郎に出会い・・・・・・。第3回「角川春樹小説賞」受賞作。

新小岩のシェアハウス「枝豆ハウス」を舞台にした物語で、「マックの巨大ポテト看板前を通り過ぎ・・・」「おそらく新小岩で一番高い場所(クッターナビル)」「新小岩公園」と新小岩住民御馴染の場所が出てくる。枝豆ハウスの場所も彼らが歩いている道も大体目星が付くので、小説の中に一緒に入り込んでしまう不思議な感覚で正月の三日間で読み終えてしまった。また新小岩を説明するシーンでは「・・・・この街は家賃が安いので駅の小ささに反して人口は多い・・・」とあった。長年新小岩に住んでいると「駅が小さい」認識すら無かったので意外な表現だった。そして「ようこそっ!引ったくりと立ち飲み屋の街、新小岩へ!」の台詞があり、目眩がした。また「歌舞伎役者のようなギロリとした目のステッカー」について触れているシーンがあり、つい笑ってしまった。

それにしても地元・新小岩を舞台にした小説はなかなか面白かった。ちなみにもしドラマ化されるなら、泉はマツコデラックスだろう。

【大変勝手ながら本日7日(土)は午後からの営業とさせて頂きます】

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なぎさホテル

2011年11月21日 09時23分48秒 | 本の話

伊集院静が作家としてデビューする前から数年間にわたり暮らしていた伝説の「逗子なぎさホテル」を題材にした「なぎさホテル」を読んだ。

彼の作品はこれまで何冊か読んだ事があるが、今回は彼自身の青春回顧小説であり、前妻である故・夏目雅子もM子として登場する。若い頃に破天荒な人生を送った揚句、東京を捨てて帰郷する途中で偶然立ち寄った逗子での約7年間の生活が描かれている。温情溢れるホテル支配人やホテル従業員が何とも温かい。彼のどこか「斜に構える姿勢」に何だか共感を得ながら、ページがどんどん進む。ビーチの喧騒や波の音や砂まじりの海風、眩しい光が目に浮かび、まるで自分が逗子に降り立ったような気分になる。

あっという間に読み終える。人生は本当に色々である。彼があの時、逗子に降り立つ事が無ければ・・・支配人と会う事が無ければ・・・彼の人生は大きく変わっていただろう。誰もが多かれ少なかれそんな事の繰り返しなのだろう。だったらやはり少しでも多くの人と知り合いたいものだ。

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Number

2011年10月29日 09時51分58秒 | 本の話

久し振りにNumberを買った。

ご存じ文藝春秋社発行のスポーツ雑誌で日本におけるスポーツ・グラフィック雑誌の草分け存在である。今回のタイトル「秋のプロ野球名勝負~決戦秘話。」に惹かれてすぐに本屋さんへ直行した。

あの世に言う「10.8」「国民的行事」の巨人vs中日から、1988年10月19日の近鉄vsロッテのダブルヘッター、1979年11月4日の広島vs近鉄の日本シリーズでの「江夏の21球」まで色々と取り上げられていた。私にとってこの頃が一番野球に熱かった頃かも知れない。取り上げられている試合は殆どテレビ観戦(もしくはラジオ)したものだ。1ページめくるとすぐにその時の状況が蘇り、興奮を覚えながら一気に全て読み終えてしまった。いやいや本当に懐かしいな~。秋には名勝負が似合うものだ。まだ書店に並んでいるので野球ファンは是非

さて本日から始まる改めてクライマックスシリーズについてもう一度提言したい。CSは秋になり優勝が難しいチームでも楽しめるのだが、やはり制覇したチームが圧倒的なアドバンテージの上で開催すべきであろう。今年のCSは1stステージ(シーズン2位と3位)は2勝先勝で、ファイナルステージは4勝先勝で1位チームに1勝のアドバンテージが与えられるのだが、どうも1位チームが余り有利なように思えない。そこで以前あったように2位とのゲーム差次第でのアドバンテージを復活させるべきだ。例えば5ゲーム毎に1勝のアドバンテージ与えるとすると今シーズンホークスは二位に17.5ゲームをつけたので、アドバンテージは「3勝」でファイナルは1勝すれば優勝となる。1stステージは3勝先勝にして、2位チームには1勝のアドバンテージを与える。これで3位チームが勝ち上がるには7勝、2位チームは6勝が必要になるのでかなりタイトな条件になるのではないかと思う。ただ1勝で優勝が果たして盛り上がるかどうか・・・

あと長年のプロ野球ファンとしてはいつかはセパ両リーグの最下位チーム同士の「裏・日本シリーズ」を観たいものだ。それは要らないか?暴動が起きちゃうかも・・・

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長崎「ひとり」ぶらぶら節・購入編~指2本

2011年09月10日 09時55分22秒 | 本の話

映画「長崎ぶらぶら節」のDVDがなかなか見つからず、諦めて本を探すもののこれまたなかなか見つからないので、休日に八重洲ブックセンターで探してみた。高校時代から本で困る度に立ち寄った地下1階地上8階建の本専門店ビルである。

五階までスルスルと上り、「文庫フロア」で探し始めるが、数え切れないほどの本棚がまるで樹海のようですっかり捜索意欲を無くす・・・仕方なく若い女性店員さんに検索を依頼する。彼女は横にあるパソコンを叩くかと思いきや、彼女はススーと本棚の森へ慣れた軽快な足取りで進み、さっと「長崎ぶらぶら節」を取り出し、私に差し出した。プ、プロだ。格好良い~その感動を店員さんに告げると「いえいえ・・・」と何事も無かったかのようにカバーを付けてくれた。

待ち切れず、帰りに遅めのランチ(ランチビール付き)を食べながらしばらくの間、物語の主人公になる。舞台となった花街・丸山近くに宿泊するので、その情景を思い浮かべながらページが進む。非常に文章が「柔らかい」ので、ページをめくる指が止まらない。機内で読む予定だったので無理やり本を閉じるが、結局二日間で半分以上を読み終えてしまった。

さてさてこの主人公になるまであと二日である。

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ぴあ休刊

2011年07月24日 09時42分52秒 | 本の話

かつて若者を中心に人気を集めた情報誌「ぴあ」(首都圏版)が最終号を発行し、休刊となった。部数の減少に歯止めがかからず、39年の歴史に幕を下ろした・・・とのこと。

中学・高校の頃は、ぴあを丸めて持ち、街に出るのがお洒落だったものだ。確か持参すると映画料金が安くなった記憶がある。ただ我が家には長い間、無料でぴあが送られて来ていた。先代が創業間もない頃のぴあの社長にオフィスを紹介したのがご縁で送って頂いたそうだ。なのでこれだけ有名誌になる前からぴあの存在自体は知っていた。ただ当時就学前の私はこの送られて来る雑誌が何なのかさえ分からなかったが、ぴあの顔とでも言えるイラストレーター及川正通氏の独特の表紙がとても印象的だったことはよく覚えている。

それから読者が年一回選ぶ「ぴあテン(その年一番面白かった映画)」「もあテン(これまで一番面白かった映画)」の発表がいつも楽しみで、何作品観たのかをチェックしていたものだ。(のちに演劇・音楽・スポーツとジャンルが増えた。確かもあテンは「2001年宇宙の旅」が連続してトップだった記憶がある)

現在これだけインターネットが主流になれば紙媒体の役目は残念ながら終えたとは思うのだが、上映時間を切り取ったり、丸印を付けたり、日活映画の写真を隠れ見るのが私は好きだったな~有難うぴあ私の青春には欠かせない一冊でした

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the持続力

2011年02月21日 09時29分50秒 | 本の話

正月に祖父母宅で高校受験を控えている息子に高校合格祝いを訊ねられると、彼の答えは「ワンピース全巻」だった。ワンピースの知識が全く無かった私は、もう高校生になるのに「漫画なんてまだまだ子供だな~」と思っていたら、ご存じの通りコミックス累計2億部突破している超人気コミックで、手足が伸びるゴムのような体の少年ルフィが、海賊王になるため、3本の刀を使う剣士ゾロや、女航海士のナミらと大海原を冒険する……という物語で、97年から「週刊少年ジャンプ」で連載、99年からテレビアニメも放送され、世界的な人気作となっているそうだ。

そして最新の61巻の発売された日に、息子は晴れて「ワンピース全巻獲得」した。知り合いの本屋さんで「ワンピース全巻下さい」とお願いする。究極の大人買いである。店主さんが笑顔で「はまるわよ~」との言葉を背に三つの袋に入った単行本を息子に手渡した。

その夜、飲んで帰り、歯を磨きながらソファに置かれたすでに読み終えている第1巻をパラパラとめくってみた・・・気が付けば5巻まで読み終えていた。時間はすでにもう2時・・・断腸の思いで本を閉じ、布団に入った。いや~こりゃ~面白い。「仲間集め」「友情」「冒険」とはまる要素満載だ。大人まで夢中になるのも納得である。まだ56巻もあるとその後も少しずつ読み続けたが、9巻あたりでペースダウン。そしてここ数日は触りもしていない・・・何だ?この持続力のなさは・・・

以前、海外ドラマTVシリーズ「24-TWENTY FOUR -」が面白いからと、当時はまっていた友人に促されて渋々借りた事がある。「とりあえず1巻だけでも観たら、絶対はまるから」と余りにも言われ続けた反動で、1話目を見終えてすぐに返却した・・・そんな事をふと思い出した。

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6巻でいいのか?自信はあるのか?

2010年06月13日 07時59分22秒 | 本の話
突然、そう言えばプレイボールの「抜けた巻」はどうなったんだっけ?と思い出し、古本屋に立ち寄ってみた。

するとポツリと幻の6巻を発見した。やったぜーとパラパラとめくってみる。しかし見覚えのあるシーンが並ぶ。その昔読んだ事がある内容なので当然ストーリーは知っているのだが、その「昔」が大人買いをした先日のちょっと昔なのか?連載当時の大昔なのか?の判断が出来ない。6巻だったと思うのだが・・・と途中から自信が揺らぎ始める。何度も手にしては元に戻すを繰り返し、最終的に購入せずに帰宅した。すぐに抜けた巻を確認する。やっぱり6巻で良かったんだじゃない~とちょうど出掛けていた息子に6巻購入依頼のメールをした。

最近自分の記憶力が非常に情けない感じる回数が確実に増えた。もどかしいったらありゃしない

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あえて三倍を支払う勇気

2010年04月26日 09時16分16秒 | 本の話
先日古本屋に子供達と寄った。久し振りの来店にあれこれと店内を見回った。文庫コーナーから漫画コーナーへと移動する。これと言って読みたい漫画は無いな~と思っていると「プレイボール」の背表紙を発見。ちばあきお先生(享年41歳)の野球漫画である。「プレイボール」とは1973年から1978年にかけて週刊少年ジャンプに連載されていた高校野球漫画で、中学生編の「キャプテン」は月刊少年ジャンプに連載されていた。

いや~懐かしい。バラバラとめくってみる。主人公の谷口君は当たり前だがあの当時のままだ。裏表紙を見ると105円の表示。再び本棚を見上げると1巻から5巻まで揃っている。もちろんすべてお買い上げである。その日のうちに読み終えると、当然のように続きが読みたくなる。それから数日間6巻以降を見つける為、何度か足を運んだが、なかなか発見出来ない。それから数日後、ようやく6巻以降を発見。良かった~と胸を撫で下ろしたのも束の間、金額は315円だった・・・何故?同じ本で本の状態も差が無いのに値段が違うのだろうか?もしかして先日の私のまとめ買いがプレイホール高騰につながってしまったのだろうか?あえて三倍の値段を払ってまで読みたいのか?と自問しながらその日は手ぶらで店を出た。小さい男である・・・「プレイボールには105円しか払いませんからね」と頑なになり、下落の時を待つ事にする。何が私をそうさせるのだろうかは私が知りたいくらいだ。

それから数週間後、見事に「私の定価」である105円になっていたのを発見。心の中で一人読み通りだと高笑いをする。陳列されていた棚には6巻が無かったが7巻から最終巻の11巻までを抱えてレジに向い、支払いを済ませる。

あれ?今度は6巻の値段が高騰しちゃうじゃないか?

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自己プロデュース力

2009年10月01日 09時34分17秒 | 本の話
私の好きな島田紳助が2007年3月にNSC(吉本総合芸能学院)で開催された特別講義の内容を収めた「自己プロデュース力」を読んだ。(DVD「紳竜の研究~第二章手段」を活字化)

【内容紹介】数々の事業を成功させ、自らのプロデュースで"羞恥心"など、社会現象を巻き起こした島田紳助が、これまでの人生を、勝利の方程式を、惜しまず語り尽した、すべてのこれからの人たちに贈る、人生論の決定版、遂に刊行!!

文字が絵本のように大きく、100ページ余りを一気に一時間程で読み終えた。お笑いを目指している若手芸人対象の講義なので、漫才やお笑い中心の内容ではあるが、いつもながらの彼の分析力を始め、なかなか共感出来る内容が多かった。

中でも一番共感出来たのは「ヘンな人になりなさい」の章。そこで彼は「遊びの必要性」を上げていた。その遊びとは決して飲みに行く遊びや、風俗へ行くことではなく、色々なものに興味をもってウロウロすること=ヘンな奴でいる事と言っている。

私自身色々なものにいつも興味がある。「あれは何だろう?」「どうしてだろう?」「やってみたい」と考えながら毎日を送っている。

例えば道を歩く時、歩き慣れた道の方が遠回りせず、安全なのかも知れないが、発見は少ないだろう。ちょっと遠回りかも知れないが何かあるかも知れないこっちの道を歩いてみようと思ってしまう。万事がそんな感じなので初めての街や出来事にはいつもワクワクしてしまう。何もない休日。家に居れば体も楽だし、無駄な出費もしないだろう。でも何もない一日になってしまう。たまにはそれでも良いのだが、そればかり続くと非常に勿体ない時間を過ごした気になってしまう。

もちろん中には失敗する事もある。「やらなきゃ良かったな~」「無駄遣いだったな~」と思うような事の方が多かったと思う。でもそんな時は今後のための「危険察知能力」をさらに磨き、次の時の判断材料とすればいい。またもちろん「失敗談」として披露する楽しみもある。(どんな美談よりも失敗談の方が格別に面白い)

これから引き出し(経験値)がどれだけ増えるのかが楽しみである。とりあえずこれからもヘンな奴で行ってみようと思う。

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