寝ぼけ眼の視界に、疲労感が覆い被さった状態のまま車を走らせ、ほんのわずか数時間前まで会っていた「彼」を拾う。東京のおっちゃんがそれほど興味の無い「彼」に、前回よりもさらに大きくなったスカイツリーを半ば強引に見せて連れて行って上げた。根元で記念撮影。おぉ~デカイぜぇ~と今回もスカイツリーを楽しんでいるのは私の方だった。
ツリー見物の途中で、「彼」は大好きなお土産購入をいつの間にしていて、しっかりスカイツリー土産を袋いっぱいに購入していた。空港へ向かう途中、東陽町に寄り道をして私のお薦めのパンを購入して東京土産として持たせる。夏の日差しが眩しくも気持ちが良い高速道路は渋滞も無く、予定よりも早く空港に到着。レストランでのんびりと昼食をとる。その後、展望デッキへ移動して飛行機の発着を眺めながら、時間を惜しむかのように色々な話をした。今回唯一の真面目で大人の話が出来た時間である。
まだまだ話は尽きないが、刻々と別れの時間が近づいて来る。ゲート内でも買い物をするであろう「彼」の時間を考慮して、少し早めにゲート前で「とにかく体に気を付けて」と握手をして、いつものようにあっさりと別れた。今回はちゃんと最後まで言えた自分に成長を感じる短時間にも関わらず今回も数々の伝説を残したまま、「彼」はゲートの中へと消えて行った。あといくつお土産を買うのだろう?
やはり君と飲む時間は楽しいそれだけは間違いない。次は年末だろうか?私が行くのか?また上京するのか?分からないけど、いつものようにそれまで一生懸命働いて、また元気に再会しようじゃないか思っていた以上に人生は短い。本当にびっくりするほど短いのだから・・・ ※Aちゃんへ・・・無理無理付き合わせて申し訳ない。でもたまにはいいものでしょ?徒歩で一時間掛けて帰る体力が残っていたなら、カラオケの時間をもう少し増やせば良かったと反省しきりだ