東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

変の定義

2011年06月04日 09時30分29秒 | 二代目のつぶやき

先日テレビで実際にあった「モンスターペアレント」の実態を紹介していた。子供に盗聴器を忍ばせて、授業の様子を確認し、先生にクレームを言っていた親や、修学旅行に付いて行く親など・・・テレビ的な表現を差し引いたとしても「変」である。何が変なのか?どこからが常識なのか?などの議論する話ではなく、また彼らのもっともらしい主張を聞いたとしても「変」であることに変わりは無い。やはり「変」は「変」である。

当人がその「変」には気が付いていないのだから出来る事なんだろう。気付いていればパートを休んで学校に苦情を言いに行った分の休業補償をしてくれなどとは言わないであろう・・・などと考えながら、この人たちは何故こうなったのか?を考える。生まれ育った環境がそうだったのか?そんな躾をされて来たのか?誰か注意してくれる者はいなかったのだろうか?夫婦でそうならば、そんな環境の二人が偶然結婚したのか?そうで無ければ普通はどちらかが変だと気付くはずである。でもこれだけ増加しているとそんな事は無いだろう。では過去にクレームを言って得した事があったのだろうと考える。クレームに対しても手厚い対応が求められる時代である。今や若者の腰パンは当たり前のファッションになったが、その当初はかなり「変」に思えたものだ。それを継続し続け、支持する人が増えれば、その「変」もファッションになり、常識になるものだ。ファッションならば微笑ましい話だが、このような事案は「周りもやっている事だから」と言う大義名分が「変な」正義感を増加させているのだろう。そんな親を見て育った子供たちが数年後に社会に出てくる恐怖と絶望感・・・

世の中には色々な考え方の人がいる。全員同じだったら面白くない。違うから面白いと思う。よく夫婦の離婚理由として「価値観の違い」を挙げられるが、価値観なんて違うからこそ楽しいと思っている。もちろん私だって人から見れば「変」な部分はたくさんある。個性と言えば個性になるのかも知れないが、最終的にはその「変」が笑える「変」なのか、ドン引きしてしまうような「変」なのかの差だと思う。 ただ確実に後者の「変」が増加している。

せめて私の「変」が笑えるものであれば良いな~と願うばかりである。

有限会社やな瀬不動産


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