先日のニュース・・・
担任教諭から体罰を受けたと因縁をつけて市立中学校から金銭を脅し取ろうとしたとして、当時同中3年だった男子生徒の母親(46)と知人の男(29)の2人について、恐喝未遂容疑で逮捕状を取って行方を追っている。学校に非常識な要求や苦情を繰り返す保護者は「モンスターペアレント」と呼ばれて社会問題化しているが刑事事件に発展するのは異例。
容疑では、3月上旬、男子生徒が昨年10月に担任教諭から平手打ちをされたことに因縁をつけて「誠意を見せろ」などと言って中学から金銭を脅し取ろうとしたとしている。警察によると、男子生徒は昨年10月、校内で騒いで担任教諭に注意されたことに腹を立て、教諭の腹をけるなどした後、教諭から平手打ちされた。母親は男子生徒が病院で診察を受けたなどと学校側に抗議。学校側は診療費などとして1万数千円を支払っていた。
さらに男子生徒は今年2月下旬にも他の生徒をけるなどして軽傷を負わせるトラブルを起こした。教諭が母親に注意したところ、母親は知人の男を伴って学校側に抗議。昨年10月に平手打ちされた件も持ち出して金銭の支払いを要求していたという。男子生徒は今春、同中を卒業している・・・との事。
全くもってタリラリラ~ンな話である。払ってしまった学校側にも問題はあるものの、恐らく払わずを得なかった状況だったのだろう。ここまで来るとモンスターペアレントなんて言葉ではなく、すっかり「輩(やから)」である。
先日の研修会でISO10002についての取り上げられていた。ISO10002とは「ISO 10002:2004 Quality management‐Customer satisfaction‐Guidelines for complaints handling in organizations」は2004年にISO(国際標準化機構)によって策定された、組織が備えるべき苦情対応プロセス(=マネジメントシステム)を定めた国際規格で、(長いので省略)・・・商品・サービスおよび苦情対応プロセス自体の継続的な改善を行うことを目指す、顧客満足の向上のためのマネジメントシステムの枠組みを示した規格。顧客の苦情は、あらゆる組織における共通の課題です。ISO 10002は、企業顧客や取引先など、消費者以外からの苦情を取り扱う企業、中小企業や行政機関など、業種、業態、規模を問わず、適用可能・・・との事らしい。
どの企業も「お客様の満足度」を第一に考えている事を「うちはこれだけしっかりやってまっせ」と一生懸命アピールしている。もちろん大切な事でお客様は大事である事には変わりは無いが、ただそれが「すべてのお客様」に当てはまる訳ではないと言う事はどこに書いていない。いつもながら過剰で過敏で過保護な対応ばかりが否めない。
このような姿勢がさらなる「輩」を生む温床になっているのだろうと思う。輩増殖中・・・