「友よ、静かに瞑れ(1985年公開)」を観た。
【解説】罠にはまって留置所に入れられた友人を救出すべく行動する男を描いたハードボイルド映画。原作は北方謙三の同名小説、脚本は「ユー・ガッタ・チャンス」の丸山昇一、監督は「いつか誰かが殺される」の崔洋一、撮影は「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の浜田毅がそれぞれ担当。舞台を原作の北日本から沖縄に変えている。
まあ~とにかく藤竜也が格好良い。この当時の彼はとにかくハードボイルドがよく似合う。影のある倍賞美津子も、原田芳雄・室田日出男の配役も角川映画には不可欠である。そして佐藤慶はやっぱり悪役がよく似合う。ちなみにPERSONZのボーカルJILLも出演している。
小説では北日本だった舞台を沖縄の閑散とした街に変えているそうだが、この寂れた感じが街の閉鎖感と重なりとても良い感じである。親友とひと言も会話を交わさないのもハードボイルドなんだろうが、ハードボイルド作品は男たちがボソボソと喋るので、結構聞き取れないのが難点である。