DNA鑑定から別の赤ちゃんと取り違えられたことが分かったと東京都内の男性(60)らが損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は病院に3800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。裁判長は判決で病院で赤ちゃんが取り違えられたと認めたうえで、「経済的に恵まれたはずだったのに貧しい家庭で苦労を重ねた」と賠償命令の理由を述べた。
生みの親か?育ての親か?血の繋がりなのか?一緒に過ごした時間なのか?難しい問題であるが、今回このニュースには非常に違和感を感じた。それは「経済的に恵まれたはず・・・」と言う点である。原告の家庭は経済的に厳しい環境の為、進学を断念したそうだが、それ自体が「こっちは損した感」満載で、どうも育ての親に対しての恩義に欠けている気がしてならない。もし原告が恵まれていた側であったら、そもそもこの訴えはしたのだろうか?
もし私だったらまず調べない。怪しいと思っても調べない。私は絶対に一緒に過ごした時間を優先するだろう。だから世の中には知らない方がいい事はたくさんあると思う。