映画「ビッグ・ウェンズデー(1979年公開)を観た。
【解説】1978年のジョン・ミリアス監督による青春映画。ミリアス監督は、『ダーティー・ハリー』や『地獄の黙示録』の脚本家として知られており、『風とライオン』や『コナン・ザ・グレート』も彼が監督した作品である。映画自体はフィクションであるが、映画に登場するエピソードの多くは実際のサーファー達の体験を元にしている。サーフィン・シーンの映像も迫力があり、壮大な青春映画として作られており、伝説のサーファーであるジェリー・ロペスも本人役で出演している。
公開当時、かなり話題になった記憶がある。私の好きな60年代のアメリカが舞台となっており、車からカフェ、街並、ファッション、流れる音楽まで古き良きアメリカが登場する。ウイリアム・カットがなかなか良く、海上でボードにまたがり会話をするシーンがとても素敵なのだが、何故か海面に浮遊物(海藻?)がよく映り込む。また青春時代の馬鹿騒ぎが今ひとつ地味だったのがちょっとだけ残念だった。もう少し騒ごうぜ~
そして伝説の大波「ビッグウェンズデー」に乗るのがクライマックスなのだが、CGも無い時代でよく撮ったな~と感動する大波だったものの、実際にサーファーたちが乗る波が結構小さかった・・・ただビッグウェンズデーに乗る為だけに集結した三人が、乗り終えてあっさりと別れる姿はなかなか粋だった。