プロ野球もシーズン最終戦の時期となり、引退表明した選手の引退試合が続々と行われている。
通常投手であれば打者ひとりに対して対戦し、打者であれば一打席というのが定番で、対戦する打者は空振り三振で、投手は直球のみで勝負するのが暗黙のルールである。日曜日のイーグルス・斎藤投手の最後の一球は「いくらなんでもそりゃねぇ~よ~」と思うほどの高めのボール球での空振り三振だった。
打者の場合はまだ分かるが、私は投手の場合の「お約束三振」がどうも好きになれない。気力・体力・怪我等の様々な理由で引退する訳なので、その時点のすべてを出し切った上で真剣勝負をするべきだと思う。それでストライクが入らなくても、目を疑うようなスローボールでもそれを打たれたら本人もファンもちゃんと引退の意味を理解して、納得した上で心から最後の拍手や声援を送れると思う。
ちなみに2005年の大魔神・佐々木の引退登板で清原と対戦した時が私にとって一番興醒めした引退試合だった。
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