日本人の祖先による3万年前の航海を再現するため国立科学博物館などのチームが作った草舟2隻は、沖縄県の西表(いりおもて)島の浜辺に到着した。 途中、潮に流されて予定の航路から大幅に北にずれたため、手こぎでの航海を中断し、ルートの半分以上は伴走船で移動した。チームを率いた同博物館の海部陽介・人類史研究グループ長は到着後の記者会見で、「強い潮流に逆らえなかった。祖先が実際にどのような航海を行ったのか、かえって謎が深まった」と語った。 与那国(よなぐに)島を出発し、当初の予定では約75km東の西表島まで、手こぎで30時間以上かけて航海する計画だった。
久し振りに壮大なる冒険のニュースに胸が躍った。 当時は木材を加工する技術は無いもののと推測し、想像に想像を重ねて作った草舟での挑戦で到着後、「かえって謎が深まった」と答えているニュース映像を観たが、時折笑顔交じりで答えていた姿にとても好感を持っていたのだが、他のニュースではその映像がなく、キャスターが「かえって謎が深まった」とだけ淡々と伝えていた。
違うんだよ~そうじゃないんだよな~3万年前の航海自体を再現すること自体にそもそも正解がある訳ではなく、そのロマンにチャレンジした姿がいいのに・・・と報道の仕方次第でニュースは色々と表情を変えてしまうものである。
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