早いもので、もう最終日である。北九州の天気予報では黄砂注意報が出ていた。
小倉駅北口にある昨年完成したばかりのJ3・ギラヴァンツ北九州のホームであるミクニワールドスタジアムへと向かう。日本では珍しい海に面しているグラウンドで、これが実に美しかった。また最前列の席は、タッチライン・ゴールラインとの距離わずか8mとのこと。試合が開催されないので開放はしていないものの、結構ギリギリまで見ることが出来る。是非一度は観戦したいものである。
北九州は松本零士・わたせせいぞう・北条司等多くの有名漫画家を輩出しており、漫画ミュージアムや北口周辺には漫画のオブジェが飾られている。ただベンチに座っているオブジェ(銀河鉄道999のメーテル・車掌)の横には誰かしら隣に座っているので撮影出来ず・・・。ホテルに戻り、チェックアウトして門司港駅へと向かう。
懐かしい駅看板と改札口で昔ながらの制服を着用した駅員さんに出迎えられるが、明治24年に建てられた門司港駅は改修工事のためシートで覆われており、さらに九州鉄道記念館は休館日といきなり観光名所を二ヵ所失う。そのまま木造三階建てで現存する九州最大級の建屋である料亭三宜楼(さんきろう)の外観を見学してから栄町銀天街を散策し、関門橋へと歩いてみた。関門橋自体は二回目(新幹線での通過を除く)だが、前回は車で通過しただけだったので、実際に目にするとその短さに驚く。ただこの時点でかなり疲労困憊で、関門トンネル人道を諦め、日本一短い営業区間2.1kmを、日本一小さい10tの機関車が、日本一遅い最高時速約15kmでひくというトリプル日本一のレトロラインに乗車して門司港駅まで戻りたかったが運行は週末だけ・・・よくあることだ。門司港レトロでランチをして、わたせせいぞうギャラリーを見学し、関門海峡ミュージアムへ向かおうとしたがこれまたリニューアル工事で休館。3時間ほどの滞在で小倉駅へと戻り、シロヤベーカリーのサニーパンを購入し、北九州空港へ向かった。この日も約2.2万歩も散策してしまい、脚はパンパンで、羽田空港に迎えに来てくれた妻の車に倒れ込むように乗り込んだ。
それにしてもやはり知らない街はいつだってワクワクしてしまう。車や自転車での散策は行動範囲や時間のロスもなく良いのだが、やはり歩くと街を覚えるし、細部の発見があることを改めて実感。さてさて4月の時点で年2回のひとり旅をクリア。初の年間3回目のひとり旅はどうしようか?もう決まっているけどね。
本日はCの誕生日。おめでとう~