映画「ラスト・ショー(1972年公開・原題The Last Picture Show)」を観た。
【解説】テキサスのある小さな町を舞台に、多感な青春の夢とその終わりを主題として、アメリカという国の失われた夢の終わりをも描き出す。音楽は1951年から52年にかけて流行したハンク・ウィリアムス、エディ・アーノルドなどのヒット曲を30枚のレコードから選出した。製作指揮はバート・シュナイダー、製作はスティーブン・フリードマン、監督はピーター・ボグダノヴィッチ、ラリー・マクマートリーの原作をマクマートリー自身とボグダノヴィッチが脚色した。撮影はロバート・サーティーズ、編集はドン・キャンバーンが各々担当。出演はティモシー・ボトムズ、ジェフ・ブリッジス、シビル・シェパード、ベン・ジョンソン、クロリス・リーチマン、エレン・バースティン、アイリーン・ブレナンなど。
当時のアメリカの女子高校生が婚前交渉を頑なに拒否していることに驚きつつも、様々な「交渉事」が繰り返されている。キーとなるべく映画館の閉館もさらりと過ぎ、淡々とエンディングを迎える。
たぶらかす悪女・ジェイシー役のシビル・シェパードが実にチャーミングで、また映画「スティング」でも出演していたアイリーン・ブレナンの存在感は当時から健在だった。
タイトルで勝手にお洒落な内容をイメージして観てはいけないって作品だった。