東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

国籍問わず

2018年07月12日 09時32分49秒 | 不動産屋の話

現在当社の管理物件には中国を始め、アメリカ、ドイツ、韓国、台湾、ネパール、バングラデシュ等の海外の入居者さんが年々増えている。

少子化が進む「島国」ニッポンにおいては、日本人限定での斡旋に限界が来ているのは周知の事実であるが、まだ一部受け入れ態勢が整っていないオーナーさんもいる。募集時に受け入れ条件について改めて確認すると、一番の心配事はやはり「トラブル」のようである。

その昔、海外の入居者さんの中にはそれはそれは「やんちゃ」な人たちが少なくなく、当社でも設備であるエアコンを退去時に持って帰ってしまった人や、共用階段で黒装束を身にまとった人たちが集団でお祈りを捧げていたこともあったが、一番の懸念事は「複数名での入居」と「生活習慣の違いから生じるゴミ出しや騒音トラブル」である。オーナーさんの言わんとしていることも重々理解出来るし、あくまでもオーナーさんの財産であるので、無理やり門戸開放する訳にも行かず、了承を得た場合のみ受け入れるようにしているのだが、昔の悪いイメージや印象のままで門戸を閉ざすのは非常に勿体ない。その昔、風呂無し・トイレ共同の安い物件に入居されていたのは外国人さんだったが今では日本人であるように、時代は、世界は、日本はすっかり変わっている。

オーナーさんの不安に対していつも「正直なところ、最初トラブルは多かれ少なかれあります」と答えつつ、「ただ日本人でもトラブルはあるし、外国人でもトラブルのない人はいる」と伝える。最低限のルールやマナーを知らないでトラブルになることだけは避けようとポイントを訳して、日本語の契約書とは別に説明しているので、実ここ数年大きなトラブルがほとんどないのが実情である。逆に日本人には行っていないのだが、日本人にも必要なのかもしれない。どちらにせよ国籍を問わずトラブルを起こす人は起こすものである。

ただ日本に住む以上、日本のルールを守って生活するのはやはり礼儀であってマナーだと思う。他国との交流や文化に乏しい島国ニッポンにおいて、トラブルがあると「やっぱり」と思ってしまうのも事実である。大切なことは今後日本に訪れるあなたたちの後輩たちのためにも、母国のイメージを悪くしない努力も必要だと思う。

どうせ暮らすなら、みんなで仲良く暮らしましょう。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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