映画「カツベン!(2019年公開)」を観た。
【解説】「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、サイレント映画時代を舞台に一流活動弁士になることを夢見る青年を主人公にしたコメディドラマ。当時の人気職業であった活動弁士を夢見る俊太郎が流れ着いた小さな町の閑古鳥の鳴く映画館・靑木館。隣町にあるライバル映画館に人材も取られ、客足もまばらな靑木館にいるのは、人使いの荒い館主夫婦、傲慢で自信過剰な弁士、酔っぱらってばかりの弁士、気難しい職人気質な映写技師とクセの強い人材ばかり。雑用ばかりを任される毎日を送る俊太郎の前に、幼なじみの初恋相手、大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察などが現れ、俊太郎はさまざまな騒動に巻き込まれていく。主人公・俊太郎役は、「スマホを落としただけなのに」「人間失格 太宰治と3人の女たち」など話題作に立て続けに出演し、本作が映画初主演となる成田凌。ヒロイン役を黒島結菜が演じるほか、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊ら周防組初参加のメンバー、竹中直人、渡辺えり、小日向文世ら周防組常連陣が顔をそろえる。
コメディ要素もドタバタ感も控えめでなので全てにおいて中途半端で、ラストのつぎはぎ作品に映画「ニューシネマパラダイス」を期待したものの・・・結果的に豪華キャストが霞んでしまった。幼少期を含め成人後の女優黒島結菜さんと音尾琢真がとても良く、成田凌が平成ノブシコブシの吉村に見えて仕方がなかった。
ただ一度は弁士の映画は観てみたいと思う。
ちなみにエンドロールで草刈民代の文字を発見したが劇中では分からず、後日調べて判明。スクリーンの中だったのね。