映画「キツツキと雨(2012年公開)」を観た。
【解説】「南極料理人」の沖田修一監督が、無骨な木こりと気の弱い映画監督の出会いから生まれるドラマを役所広司と小栗旬の初共演で描く。とあるのどかな山村に、ある日突然、ゾンビ映画の撮影隊がやってくる。ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく。そして、そんな2人の交流が村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。2011年・第24回東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
終始ほんわかした静かな作品で、映画作りの大変さと面白さが伝わってくる。無理やり笑わせようとしない自然な笑いがとても心地よい。撮影成功の願掛けで甘味断ちしている初監督役の小栗旬に木こり役の役所広司が無理矢理あんみつを口に押し込むシーンがあるのだが、その時の二人の表情と会話が実に良い。他にも黒の靴下を履いてはいけないと自分ルールを立てるシーンがあるのだが、自分もやたらゲン担ぎをすることがあるのでその気持ちがよく分かる。
いつかエキストラとして映画に出演したいものだな~と思った。