先日の新聞に10代の女子大学生からの「人前で緊張してしゃべれないのは悪いことなのか?」との投稿。
彼女曰く「友達もほとんどいない」「友達の作り方がわからない」「家族以外の血のつながりのない人は怖すぎて話すことも近づくこともできない」そして多様性の時代について触れた後に「私のようなタイプは社会でうまく受け入れてもらえない気がする」とした上で、「人前でしゃべらなくてはいけないことはわかっているが、つい怖くて固まってしまう人が世の中には少なからずこのような人がいる事実がもう少し広まってほしい」と結んでいる。
2019年に書いたように、誰とも関わり合いがなく無人島で一生暮らしていける訳ではなく、大なり小なり人との関りは必ずある。そして人とのコミュニケーションの第一歩はやはり「会話」なので、話さないことには何も始まらない。もちろん話すことで傷ついたり、傷つけてしまったりすることもあるが、どうせなら若いうちに色々と学習した方が良い。なぜなら私は50代後半になっても日々勉強中なのだから・・・
多様性の時代において様々な環境・境遇の方たちについての周知や受け入れの動きは広がっているのは事実であるが、大切なことは自分がどうしたいのか?どうなりたいのか?そしてそのためにはどうすべきなのか?なにをすべきなのか?であって周知の事実は何もアドバイスも忠告もしてくれない。その気になれば会話をせずに日々暮らすこともそれなりには出来るがそれでは味気ないし、そもそも面白くない。だからしっかり自分自身で気付くことが大事であってあとは「怪我」を覚悟で行動あるのみじゃないかと思う。
しゃべれないことは悪いことではないけれど、非常に勿体ないと思う。