新型コロナが感染症法上の「5類」に移行する5/8に終える予定だった水際対策が前倒され、大型連休前の4/28をもって終了し、渡航者に求めてきた72時間以内の陰性証明書あるいはワクチンの3回目接種の証明書の提示が不要になり、中国本土から直行便で来日する渡航者から無作為に抽出するサンプル検査も求めないことになった。「連休中の海外旅行者の帰国を円滑化する」と会見で官房長官は説明した。
昨年8月の時点で5類への移行の声は挙がっていたが、3/13からマスク着用は個人判断となり、様々な緩和が始まり、世の中はコロナ前の賑わいに戻りつつある中での今回の前倒はかなり早く感じた。今後新たな感染症や新型コロナの変異型の流入を監視する措置をとるとのことだが、発熱などがある入国者から任意で検体を採取し、ゲノム解析にかけるのは成田、羽田、中部、関西、福岡の5空港での実施とスタンスもなかなか興味深い。
世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を終了した。2021年3月に書いたような収束宣言があるものだと思っていたが、まあつべこべ言わずにみんなで前に進もうってことなんだろう。了解である。