【本日は定休日。予約投稿にて】
7年前に年齢と共に友人が減って行くと書いた。
その時は「・・・家庭や仕事の環境を始め、様々な面に伴う優先順位の変更で、順位が変わると当然価値観も変わる。そうなると少しずつ距離感が生じるのだろう」と書いたのだが、50歳前後から50代も後半となり、さらにもう付け加えるのであれば、「もう今更あれこれ言わなくなった」ことを痛感している。
若い頃であればあれこれ意見したり、注意したり、説明したり、あれこれ議論したりしていただろうが、自分の意見や考え方がすべて正論ではないことも重々承知している上で、この年齢まで来ればその人なりの生き方だったり、生き様だったりするので余計なお世話にはつい口を噤(つぐ)んでしまい、少しずつ疎遠になっていくことが少なくないような気がする。もちろんそれは友人側からしても同じことが言えるだろう。さらに年齢と共に堅固になる頑固さとここ数年のコロナでの考え方も加わり、4年前に書いた「もう逢えないかもしれない」がどんどん加速していく気がする。
漫画家・弘兼憲史は著書「60歳からの手ぶら人生」の中で、深く付き合う友人は5人くらいで十分だと書いている。そもそも3年後、5人もいるのだろうか?と私のトーナメントはすでにベスト○〇になっていると思う。
晨星落落(しんせいらくらく)・・・仲のよい友人が次第に少なくなっていくこと。または歳をとるにつれて友人が死んでいなくなっていくこと。「晨星」は明け方の空に残っている星。「落落」は閑散としていてさびしい様子。夜が明けるにつれて星が一つ一つと消えていく様子から。「落落晨星」ともいう。(辞書オンライン四字熟語)
改めてTUBEの「ひとりになっちゃった」をしみじみ聴いている・・・