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映画「海辺のリア(2016年公開)」を観た。
【解説】日本を代表する名優・仲代達矢と、『バッシング』や『愛の予感』などの小林政広監督が、『春との旅』『日本の悲劇』に続きタッグを組んだ人間ドラマ。半世紀以上のキャリアを誇るも現在は認知症の疑いがあり、家族から見放された往年のスターを描く。共演は黒木華、原田美枝子、小林薫、阿部寛ら。
以前銀婚式で訪れた車で走れる石川県の千里浜を舞台に長回しとロングショットがたくさん使用され、また登場人物はエキストラもおらず六人しか出てこず、終盤までBGMは波の音ばかりで一切流れない静かな作品は、ほぼ仲代達矢のための仲代達矢だけのひとり舞台劇だった。
阿部寛の活舌の悪さはもはや名人芸でもはや何も言うことはないが、私の好きな静かなイメージの黒木華の大声を始めて聞けたのが収穫だろうか?