セパ両リーグのレギュラーシーズンが終了した。最優秀防御率はドラゴンズの高橋宏斗投手が1.38、ホークスのモイネロ1.88の1点台で獲得し、首位打者はDeNAのオースティンが打率3割1分6厘で獲得したものの3割打者はスワローズのサンタナ選手のわずか二人でセ・リーグでは1973年の王貞治(ジャイアンツ)3割5分5厘、2位の若松勉(スワローズ)3割1分3厘以来51年ぶりの三割二人となった。パ・リーグではホークスの近藤が3割1分4厘で首位打者を獲得したものの3割打者は彼1人で「投高打低」が加速している。ちなみにセ・リーグでは日本選手の3割打者は不在で、日本人野手が1人も3割以上マークできないのはセ・パともに史上初のケースとのこと。
盗塁王は近本光司選手が19個で3年連続5回目の獲得となったが20個に満たない数での盗塁王は1950年に2リーグ制となってからは初めてとのこと。パリーグはホークスの周東が41個で獲得した。つい50-50の大谷翔平と比較しがちだが、ピッチクロックが導入されているメジャーとは単純比較は難しい。
しばらく投高打低は続くだろう。せめて盗塁だけでもほぼ全試合走る福本豊の106個 (1972年)とまでは言わないが、せめて2試合に1回走るセリーグ記録の76個(松本匡史1983年)をセパ共に目指して欲しいものだ。