映画「ウィリーズ・ワンダーランド(2021年公開)」を観た。
【解説】ニコラス・ケイジが製作・主演を務め、廃墟となったテーマパークで悪魔のようなアニマルロボットたちに襲われる人々を描いたアクションスリラー。車が故障し、人里離れた町に取り残された男。通りかかった修理工に助けられるが修理代を払えず、支払いの代わりに、廃墟となったテーマパーク「ウィリーズ・ワンダーランド」の清掃員として一晩だけ働くことに。しかしパークには暗い過去があり、かつて子どもたちに大人気だった動物キャラクターのロボットたちは恐ろしい殺人鬼と化していた。園内に閉じ込められた男は、容赦なく襲い来るロボットたちと死闘を繰り広げる。
88分の短い上映時間と廃墟遊園地の文字に惹かれて視聴。あまり期待もせずにニコラス・ケイズが出演しているもののB級ホラーテイストなんだろうな~と思っているとこれがなかなか斬新で無表情で淡々と殺人鬼ロボットたちを片っ端からフルボッコにするホラー要素とコメディ要素が絶妙にミックスされたなかなか面白い作品だった。さらに「無口」「仕事はきっちりやる」「休憩時間はきっちり正確にとる」「きれい好き」のニコラスの設定が良い。結局ニコラスは劇中ひと言も発せず、定期的に飲む缶ビールがやたら美味しそうだった。ただ遊園地がいまひとつ廃墟感に乏しかったし、ロボットたちも音楽ももっと不気味だったらな~と思う。
期待しないで視聴するとこのような当たりがあるからやはり面白いと思う反面、本作品の評価は3点台前半と低い。
これまで視聴する基準として4点以上の作品を優先的に選んできたが、このような出会いがあると再考の余地があるのかも知れない。