月末のATMコーナーには相変わらず長蛇の列が出来ていた。
何台か故障しているATMもあり、列はさらに伸びていた。
すると(見るからに)外国人の女性が列に並ばず、するすると隅の故障中のATMの前に立った。
いつの間にか使用出来る状態だったらしく、彼女はそのまま操作を続けていた。
文句は言わない日本人たちはただ黙って彼女を見つめていると、列の先頭の女性が彼女に向かって注意をした。
カタコトの日本語で・・・
その後は二人の言い合いとなり、同じ母国語でのなじり合いがしばらく続いていたが、それでも日本人は静かに順番を待っていた。