最近、休日前に映画館に行くのが私の中でちょっとしたブームである。
仕事が終わってからの鑑賞なので大抵が最終上映回となるのだが、閑散した館内がこれまたいい感じである。ご年配のご夫婦と思われるカップルや、娘とはどうにも思えない不釣り合いな親父と若い女性の二人組、上映までの時間を私同様ひとりで過ごす若いOL(風)、きっと数回前の上映から熟睡し続けていると思われる疲れた果てたサラリーマンなど・・・ちょっとした人間模様が垣間見られる。
そして照明が暗くなり、上映が始まる。予告編にはいつも心が躍る。前売り券購入特典プレゼントに心が揺れる。そして私の大好きな「映画泥棒」が流れたら、そろそろ本編の始まりである。背後のカップルのボソボソ声は本編が始まれば止まる事を願う。
映画館を出ると大抵22時前後になる。入館した時と街の表情がすっかり変わっている。この時間でも素面の自分に違和感を感じつつ、酔っ払いの群れを避けながら、駅へと向かう。
さて次回は何を観ようかな?