映画「居酒屋ゆうれい(1994年公開)」を観た。
【解説】街のはずれにある小さな居酒屋を舞台に、主人と新妻、ユーレイとなった前の妻が繰り広げる恋を描くコメディ。山本昌代の同名小説(河出書房新社・刊)をもとに、「エンジェル 僕の歌は君の歌」の渡邊孝好が監督。脚本は「夏の庭 The Friends」の田中陽三、撮影は藤沢順一が担当。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第3位、同読者選出日本映画ベストテン第3位。
セットの商店街と居酒屋かづき屋がとても良い感じで、室井滋のゆうれいがやたり艶っぽいのだが、それはあくまでも冒頭のみである。「前略おふくろ様」を彷彿させるショーケンの板前姿とドラマ「阿修羅のごとく」で使用された曲が効果的に流れる。亡くなった連れ合いとどんな形であれ、もう一度再会出来るなんて映画「DISETY」同様、素敵な話である。
ただ「居酒屋ゆうれい」ではなくて、劇中の流れからすると「居酒屋おばけ」でも良かったかもね。あとどうでもいい話だけど、500万の借金返済で野球賭博をするシーンがある。闇金から借りた50万を賭けて返済額の500万を手にするのだが、元金は別に返さないといけないので50万はどうするんだろう?と観終えて冷静に思った。