先日金町で高校時代の友人と飲んだ。
新小岩からだと週末は金町駅行きのバスは運行しているものの、平日の夜だったので電車でひと駅隣の小岩駅まで移動し、駅前からバスで金町駅へと向かう。走り出したバスの車窓から小岩の街を眺める。まだ保険代理店だった30年ほど前は小岩に支社があり、定期的に小岩に訪れては昼夜の小岩を過ごしたものだった。また今回の会場が金町だったのは友人が高校から現在も住んでいる関係だったのだが、高校時代はこのバスに乗って友人宅へ遊びに行ったものだった。また幼い頃、埼玉県三郷市に住んでいたので、バスで金町駅や小岩駅へよく出掛けたのだが、当時の三郷とは比較出来ないほど金町は大都会で出掛ける日はいつも高揚感で溢れていた。
金町駅前での待ち合わせ時間より少し早く着いたので金町駅周辺を散策してみたが、すっかり変わってしまい、当時の面影はどこにもなかった。飲み会が終わり帰る道すがら小学生低学年の時に初めてひとりで金町→小岩→新小岩まで移動した時の緊張感と達成感はいまでも鮮明に覚えているほどの大冒険だったな~と思い出しながら無口な深夜タクシードライバーさんは静かに新小岩へ連れて帰ってくれた・・・
たまに馴染みのある街をバスで走馬灯のように移動するもなかなかいいものである。