来月54年の歴史に幕を下ろすことになった岩波ホールへ休日に出掛けた。
40年ぶりの来館だったので場所の記憶もほとんど無いまま「10階なんだ~」とエレベーターに乗る。開演5分前に到着し、全座席自由席と書かれたチケットを手にして入場すると、当日は映画サービスデーとも重なり、ほぼ満席状態だった。
上映前の亀戸アンフェリシオンやCMが流れることもなく、次回最後に上映される作品の予告編のあとすぐに上映開始。小ぶりなスクリーンを見つめながら、40年前の記憶を手繰り寄せる。確か途中で飽きてしまい、最前列でスペースで遊んでいた記憶がある。このスペースだったのだろうか?他の観客からするとかなり迷惑だったことだろう。大変申し訳ありませんでした。
上映終了後にホールスタッフさんとしばし立ち話。「40年ぶり」「当時ねむの木の詩を観た」と告げると、ロビーに公開作品のチラシが飾られているとのこと。壁一面のチラシの中から時代を遡り、ねむの木発見。何だか感慨深い・・・スタッフさんにお礼を述べてホールをあとにする。40年ぶりに来館して、初めて岩波ホールの入場料を自分で支払うことが出来た。
亡母共々ただただ有難うございました。おかげで私もすっかり映画好きになりました。
【明日6/14(火)~6/15(水)は当社連休となります】