【本日は連休最終日。予約投稿にて】
映画「グッドライヤー 偽りのゲーム(2020年公開)」を観た。
【解説】「クィーン」でアカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンと、2度のオスカーノミネートを誇る「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケランという、ともにイギリスを代表する2人の名優が共演したクライムミステリー。ニコラス・サールの小説「老いたる詐欺師」を原作に、夫を亡くした資産家と冷酷な詐欺師が繰り広げるだまし合いを、「美女と野獣」「ドリームガールズ」のビル・コンドン監督のメガホンで描く。インターネットの出会い系サイトを通じて知り合った老紳士のロイと未亡人のベティ。実はベテラン詐欺師のロイは、夫を亡くしてまもない資産家ベティから全財産をだまし取ろうと策略をめぐらせていた。世間知らずのベティは徐々にロイのことを信頼するようになるのだが、単純な詐欺のはずだった計画は徐々に思いがけない方向へと進んでいき……。
冒頭に繰り広げられる詐欺行為の数々に期待が膨らむものの、途中から話が重苦しい内容になり、さらに復讐劇が加わる。ラストはまあまあ予想通りの結末ではあったが、どこかすっきり感はなかったのは、イアン・マッケラン演じる独特の胡散臭さがその昔のうちの業界によく居た人たちを思い出させたからかも知れない。老人の恋愛事情を垣間見れただけでも勉強になったと思おう。
やはり詐欺作品は映画「スティング」のようなお洒落な感じが好きだ。