大分では地元の方と話す機会が多かった。
【好きな映画】
老舗映画館ブルーバードの館長さんとの会話の中で「一番好きな映画」を訊ねると「ひまわり」とのこと。ソフィア・ローレンの話でしばし盛り上がりながら、映画についてあれこれ話すことが出来た。
【自宅に温泉】
おんせん県の大分ではあるが、やはり温泉は大分市内ではなく別府とのこと。自宅に温泉を引くことも可能とのことだが、数週間に一回専門の業者で掃除する必要があるとのことで、自宅には導入している人はそれほど多くないらしい。
【ホテルのフロント】
最近旅に出掛けるとグルメ情報はあまり調べず、ホテルのフロントさんに訊ねるようにしている。大抵どのホテルでもグルメマップなるものはあるのだが、そこでいつも「中でも個人的にはどこ?」と訊ねるとマップ未掲載の食事処まであれこれ親切に教えてくれることが多い(※)。ただ前回の宮崎も今回の大分も一軒目が美味しすぎて、二軒目の締めにまでたどり着けなかったのが非常に申し訳ない・・・それも「心残りリスト」にしっかり入れておきます。
※・・・3月に訪れた香川ではフロントさんが赴任したてだった。
【空港からの不便さ】
これまで色々な都市へ出掛けたが、今回大分空港から市内までバスで1時間掛かるのは、私自身史上最長だった。その理由は大分の形状を見れば一目瞭然で、別府湾をぐると回らなければならない為である。以前は直線距離で結ぶホーバークラフトが運行していたそうだが、今から10年前に廃止されたそうだ。その理由は「船酔いが激しい」「騒音苦情が近隣から出た」とのことで、空港へ向かう高速道路の完成すると継続の声も無くなったらしい。また大分の人は出掛ける際には便数の多い福岡空港まで移動して利用するとのこと。それにしても遠いぜ・・・
【青矢印は昔の航路】
【りゅうきゅう】
大分の郷土料理で「りゅうきゅう」なるものがある。大分県で獲れたアジやサバなどのさまざまな魚の刺身を、醤油ベースのタレに生姜やゴマなどを入れ漬け込んだもの。大分で琉球?名前の由来は切り落とした身の端を集めて作る事から日本の一番端にある琉球を引っ掛けたとか、調理方法が琉球の漁師から伝えられたとか、千利休にちなみ、ゴマを和える調理方法である「利休和え」に由来するとか諸説あるらしい。
【ざびえる】
郷土料理店で隣に座った出張族さんとの会話の中で「大分土産といえば『ざびえる』」と伺った。ざびえると言えば私の中では「長崎」のイメージだったが、調べてみるとザビエルは大分の発展にも多大なる尽力をされたそうで、有名な大分土産の定番とのこと。
ちなみに帰りの便で隣り合わせになったマレーシアからの若い観光客さんともあれこれ話し、初対面の人たちとよく話した大分での二日間だった。