公開中の映画「フォードvsフェラーリ」を観に行った。
【解説】マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。シェルビーをデイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じる。監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。
アカデミー作品賞候補のひとつである本作品。圧倒的な迫力のレースシーンとフォードGT40他の60年代のレーシングカーとドライバー役のクリスチャン・ベールがやたら格好良く、また彼の夫婦愛と親子愛が深くて愛おしい。
ただフェラーリとの戦いと言うよりも、半澤直樹を彷彿させるフォード内部での戦いがメインで、嫌な副社長がもっとスパイスを利かせてくれても良かったのかも知れない。レースシーンや名車だけでも観る価値がある作品で、痺れるような迫力のあるエンジン音はやはり劇場で観たいものである。
今後20世紀フォックスは「20世紀スタジオ(20th Century Studios) 」となるので、このオープニングともお別れである。