東京オリンピック2020が1年遅れて今夜開幕する。
20年前のことを引っ張り出し続けざまに辞任に追い込んだり、公式スポンサー以外の飲料水の持ち込みを遠慮してもらったり、来日選手・関係者の感染状況が連日報道されたりとまあ~開催ギリギリまで色々なことがあったが、関係者からするとようやくたどり着いたって感じだろう。
開会式前から一部競技が始まり、ほぼ無観客ながらもオリンピック開催の実感が沸きつつも、自国開催感はゴールデンタイムの放映以外にはどうしても薄いが、開催期間中は車両の通行規制が行われているので、都心や地元で開催されるカヌー競技開催中は車での移動を気を付けることで少しだけ自国開催を実感する。
思い返せば2013年に東京開催が決まってからのこの8年間は、新国立競技場の建設やロゴ盗作、マラソン会場の北海道変更、委員長辞任、新型コロナによる開催延期と様々な変更・追及・批判・辞任・責任問題や謝罪が繰り返された。おそらく開催中もいろいろあるだろうが、ただ新しい関心事が登場すると全く興味を示さなくなる国民性なので、様々な雑音は日本選手たちの活躍ですぐにかき消されるだろう。感動好きの国民性でもある。
どちらにせよ開催すると決めたからにはつべこべ言わずに、選手関係者・接種済み等の確認もせずに街へ出掛けている外国人を隠し撮りした映像にも関心を持たずに、オリンピック開催と個人的な自粛を憂うことも嘆くこともせずに、まずはソフトボールのDP制度やテンポラリーランナー等の独自のルールを覚えつつ、オリンピックを楽しもうと思う。
【2021.07.24追記】聖火リレーにONが揃って登場した。最終ランナーではなかったものの2年越しの希望が叶ってただただ嬉しい