映画「身代わり忠臣蔵(2024年公開)」を観た。
【解説】時代劇「忠臣蔵」をベースに「身代わり」という設定を加えてコミカルに描いた土橋章宏の同名小説を、ムロツヨシ主演で映画化。嫌われ者の旗本・吉良上野介からの陰湿ないじめに耐えかねた赤穂藩主が、江戸城内で吉良に斬りかかった。赤穂藩主は当然切腹となったが、実は斬られた吉良も逃げ傷で瀕死の状態に陥っていた。逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しも免れない。そこで吉良家家臣の提案により、上野介にそっくりな弟・孝証を身代わりにして幕府を騙し抜こうという前代未聞の作戦が実行されることに。一方、切腹した赤穂藩主の部下・大石内蔵助は、仇討ちの機会をうかがっているように見えたが……。正反対の性格を持つ吉良上野介と孝証の兄弟をムロが1人2役で演じ分け、永山瑛太が大石内蔵助役で共演。川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明が脇を固める。原作者・土橋章宏が自ら脚本を手がけ、「総理の夫」「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」の河合勇人監督がメガホンをとった。
吉良側からの忠臣蔵という設定で独特のムロワールドが広がり、吉原のシーンでは橋本マナミ演ずる高尾大夫が登場し、死活問題であるお取り潰しの回避についてコメディタッチで奔走する。これまで川口春奈出演作をあまり観たことが無かったが、本作品の彼女はとても良かった。
そして昨日12月14日は赤穂浪士47人が江戸・本所松坂町の吉良邸に討ち入り主君の仇を討った日である。