映画「左様なら今晩は(2022年公開)」を観た。
【解説】「サブスク彼女」などで若者を中心に人気を集める漫画家・山本中学による同名コミックを実写映画化。ごく普通で不器用なサラリーマンとウブでピュアな幽霊の奇妙な共同生活を描く、ハートフルで少し切ないラブストーリー。同棲していた恋人に振られた陽平のもとに、愛助(アイスケ)という名の女性の幽霊が現れる。ずっと部屋に住んで陽平のことを観察していたという愛助は、「優しいふりして面倒なことから逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをしてくる。そうかと思えば、生きている間に恋愛を経験しなかったという愛助は、男女が付き合うことに興味津々で、陽平を毎日質問攻めにしてくる。最初は煙たがり何とかして愛助を除霊しようとした陽平だったが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に、次第に居心地の良さを感じ始め……。愛助役をこれが映画初出演で初主演となる「乃木坂46」の久保史緒里が務め、陽平役は映画「十二人の死にたい子どもたち」、ドラマ「美しい彼」などで活躍する若手俳優の萩原利久が担当。
映画「異人たちとの夏」のように亡くなった人との交流による衰弱の心配は不要な無用な点やアパートからの眺望、死因が明らかにされないのは良く、さようならよりはまたねは別れの言葉としては素敵である。不動産屋目線からすると事故物件をユーモラスに取り上げられている点は有難いのだが、登場する不動産屋が何度も(恐らく)認知症の顧客の対応に追われているシーンが同業者としては何だか印象的だった。どちらにせよ成仏するってとても良いことである。
また挨拶のように「ごめん」と発する主人公に苛立つ元カノには同感で、ぐいぐい系の小野莉奈はとてもタイプだった
【本日は同級生Iの誕生日。コロナ以降、全く会えないけど元気?】