【明けましておめでとうございます。1/6(水)まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】
映画「復讐するは我にあり(1979年公開)」を観た。
【解説】九州、浜松、東京で五人を殺し、詐欺と女性関係を繰り返した主人公の生いたちから死刑執行までを辿る。昭和五十年下期の直木賞を受賞した佐木隆三の同名の原作の映画化で、脚本は「ギャンブル一家 チト度が過ぎる」の馬場当、監督は「にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活」の今村昌平、撮影は「野性の証明」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
動機もなく淡々と次々五人を殺す殺人鬼。実際に起きるこのような冷酷非道な事件は大抵がその親に問題があるのと同様で、本作品でも逃げる神父の父親と甘い母親が登場する。さらに父親はまさかの・・・子供もそりゃぐれるわな。緒形拳が淡々と殺人を繰り返し、遺体の横で缶切りを探し、全国指名手配されても変装をしない異常な犯罪者を好演。
それにしても倍賞美津子、小川真由美の漂う色香についついクラクラしてしまう・・・