事務所の近所に住む伯父さん宅より電話。「叔父さんが起き上がれない。タクシーを呼ぶので車まで運ぶの手伝って欲しい」と受話器から叔母さんの焦っている様子が伝わって来る。
急いで自宅へ向かう。布団の上で叔父さんは寝たきりの状態。叔母さんと二人掛かりで上半身を起こす。「痛たたた
」と叔父さんのか細い悲鳴。どうやら痛む箇所は脚のようだ。「ちょっと我慢して」と玄関まで床を滑らすように移動させ、玄関からタクシーまではコロコロ付きの椅子に乗せて抱えるように運ぶ。その間も何度もか細い叫び声が聞こえたが声を掛けながら、「決して手助けはしてくれない」タクシー運転手のもとまで運び終えた。
その夜、留守中に自宅に電話が入っていた。そのまま病院で手術をしたそうだ。家族は私の献身的な行動に賛辞を送ったが、私の顔はすぐれない
・・・叔父さんは「大腿骨複雑骨折」だったからだ。もしかして私が「単純骨折」で済んだところを「複雑」にさせてしまったのかも知れない・・・どうしよう・・・
今日もまだあの「か細い叫び声」が頭の中にこだましている・・・
有限会社やな瀬不動産
急いで自宅へ向かう。布団の上で叔父さんは寝たきりの状態。叔母さんと二人掛かりで上半身を起こす。「痛たたた


その夜、留守中に自宅に電話が入っていた。そのまま病院で手術をしたそうだ。家族は私の献身的な行動に賛辞を送ったが、私の顔はすぐれない

今日もまだあの「か細い叫び声」が頭の中にこだましている・・・

