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2016-7-30 北見市郊外の蝶 クジャクチョウの悲劇
2016-7-30 (土) 曇 蒸し暑い
朝から雨が降りそうで降らない。
予報では昼から北見は豪雨。
どこへも行く気にならず、うだうだ過ごす。
昼は 冷やしそーめんと ウィンナー。 おいしい。
午後、予報は無視。雨は降らないと判断し我が家の近くの林道へ蝶を見に行った。
林道へ入ると今日は クジャクチョウが多い。
ごく最近一斉に羽化した感じ。
湿った地面などに三々五々止まって羽根を開閉している。
ここのクジャクチョウたちはひどく敏感でよほど注意深く接近しないとすぐ逃げてしまうので 撮影に苦労した。
クジャクチョウの他は蝶なし。
鹿ゲートをこえて、さらに林道をすすむがあたりはカラマツ植林地でエゾスジグロチョウのほかは蝶なし。
林道が急な登りにかかって林道が交差して広場になっているところにクジャクチョウ6匹、コヒオドシ3匹、C-タテハ1匹、ミドリヒョウモン1♂が地面に止まっており、時々飛んではフキの葉にとまる。
アカマダラ夏型が数匹いるが接近するとすぐ飛び立ち撮影できず。
ツバメシジミ3匹おりなんとか撮影。
さらに進むと山仕事の軽トラとすれ違う。
そこでウラギンスジヒョウモン1♂を採集して撮影。
さらに林道を走ってみたが曇天のせいか蝶見かけず引き返す。
今日はウドの開花時期のようで花がよく目立ちこんなにもあるのかというほどウドの存在が確認できた。
来年春、ウドとりに来るかな。
林道を下ってゆくと又さきほどの軽トラとすれ違った。
なにか林業系の作業でもしているのだろうか。
さきほどの交差点を見るとクジャクチョウが地面で車に轢かれたり跳ねられたりしたのか、2匹の死骸があった。
地面で夢中で吸水中のところを轢かれたのだろう。
道沿いにクサフジ群落多く今日はエゾヒメシロ6♂♂1♀確認。2匹を撮影。
ツバメシジミは出始めで多い。
ジャノメチョウ♀が草にとまっており撮影したが、飛び上がったところで♂をぶら下げていて交尾中ペアとわかった。
前回多かったヒメシジミはほとんど消えて変わりに多数のツバメシジミが羽化していた。
ところで、こんな時期にヒメシジミ調査を行えば、北見市ではヒメシジミは激減していたという調査報告になるだろう。要注意。
継続的な観察の重要性がよくわかる。
蝶類の分布や盛衰を正確に把握するのは実はそう容易なことではないのである。昨今のイシダシジミがよい例だ。
コヒョウモン2匹はボロ。ゴマシジミ1♂ 汚損。ナガボノシロワレモコウの花、今年は少ない感じ。
例年、普通に見られるミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハは今年一頭も見ていない。
これはオホーツク全体にわたってそのようであり大型の蝶が見られないさみしい夏になった。
例のクマ糞は依然姿をとどめておりずいぶん長いこと存在を誇示している。
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