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サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの一瞥同定法
初夏。
サクラソウの花が満開になるころ。

北見市近郊の森ではヤマキマダラヒカゲ Neope niphonicaとサトキマダラヒカゲ Neope goschkevitschii が一斉に羽化して相当数の個体が発生しています。
山奥の農家の廃屋の物置の壁などにびっしりとまっています。
キツネやヒグマのウンコにはダンゴ状に止まって吸汁している。
この時期、林道を歩けばあっちからもこっちからも飛び出してくる。
私はキマダラヒカゲがサトとヤマの二種類に分けられたときからこの蝶が嫌いになっていました。
幼生期はともかく成虫になると二種の区別がやたらと面倒くさい。
飛んでいるときにはもちろん、採集してもしげしげと眺めてやっと区別がついたりつかなかったり。
個別の鑑別点はけっこう例外があったりするので、二種の同定は総合的に行うべきなどと書いている図鑑もありイヤになる。
恐らく地域変移もあると思うし、もしかすると雑交個体がいても不思議ではない。
真面目に調べだしたらきっときりがないほど面白いことが出てきそうだが、普通種代表みたいな蝶なのでどうにも食指がわかない。
というわけで、完全に見て見ぬふりをしてきたのがヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲでした。
しかし、今年ブログ用に撮影を行いブログにアップしようとすると、それでは済まされない。
まずは同定しなければならん。
実際に同定を試みると北見界隈の個体群では例外なく同定は極めて容易であった。
瞬時に鑑別したいときは後翅裏面の付け根の3個の紋。直線的に並ぶのはサト。
角度を持って並ぶのはヤマ。

裏面前翅頂にお魚マークはサト。
丸い眼状紋はヤマ。
これら2カ所を一瞥して同定する。
成書を見れば、そのほかにもごちゃごちゃと実に多くの区別点があるが、北見ではこれら二カ所の一瞥同定が現実的です。
一瞥同定法では左2匹はサト、右一匹はヤマということになります。

北見市界隈ではこれで同定可能ですが地域ごとに同定ポイントのウェイトに温度差があるようだ。
さて、ほかの地域の皆さん方におかれましてはどうでしょうか ?。

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