北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2018年秋、北海道北見市におけるオオモンシロチョウの発見 始末記

2019-06-11 23:37:02 | オオモンシロチョウ
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2018年秋、北海道北見市におけるオオモンシロチョウの発見 始末記


2018-8-26 (日) 曇り

北海道北見市内のわが家の庭で徒長した小松菜(こまつな)に、オオモンシロチョウ の終令幼虫多数と2-3令幼虫少数を発見し、タッパウエァに収容した。
 

2018-8-27 (月) 小雨

オオモンシロチョウ幼虫 2令少し、3令少し、4令多数 合計53匹。 ワサビの葉を猛烈に食べて猛烈に糞をだす。



2018-9-2 (日)  晴れ

この日までにオオモンシロ15匹が蛹化。29匹からは寄生蜂(アオムシコマユバチ)がでた。



残り9匹は何となく斃死してしまった。



蛹化率 15/53=28%。




2018-9-7(金) 晴れ のち曇り



夜 オオモンシロチョウ 4♂♂1♀ 羽化しており撮影した。



























2018-9-13 までに15蛹から6♂♂9♀♀のオオモンシロチョウがすべて順調に羽化した。






羽化失敗例はなく蛹から寄生蜂が出ることはなかった。







蛹化した場合は蛹からの羽化率は100%です。





考案: 今回わが家の庭に発生したオオモンシロチョウが、北見市に細々と生き残っていた個体群の末裔なのか、あらたにどこかから北見市に飛来したものか、大陸方面からの輸入産物(材木についていた蛹など)に由来したものか、大陸から飛来したものか、誰かの放蝶などかなど、由来はまったく不明。


北見市では最近本邦初記録のキタミトホシカミキリが発見されたが、これもオオモンシロチョウと同様に大陸には普通にみられる昆虫であり土着の可能性も含めてその由来が検討されている。



今後の北見市でのオオモンシロチョウの動向に注目してゆきたいと思う。









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