2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ
閑話休題。
記録的な猛暑の夏であった2021年はなぜか野外でキアゲハの幼虫が大発生し、みなさん結構採集して、学校教材でも使用されたようです。 K さんは、200匹も採ってきて飼育していました。
先日、蝶友達のKさん宅を訪問し、なんとなくキアゲハの標本の入った箱をみせてもらいました。
普通種とされるキアゲハの標本も、よくみると変異に富んで美しく、なかなか趣深いものがあります。
かっては御禁制の蝶であったコルシカキアゲハ ( P. hospiton ) を発見しました。コルシカキアゲハは地中海のコルシカ島とサルデーニャ島でのみ見られる特異なキアゲハで、一時種々の理由で激減し、絶滅の恐れがあるとワシントン条約で付属書1扱いとなり国際取引完全禁止の状況でした。
コルシカキアゲハ♂
コルシカキアゲハ♀
2013年のタイのバンコックでのワシントン条約( CITES) 第16回締結国会議でコルシカキアゲハは絶滅の恐れが緩和されたとして 付属書1 から 付属書2 へ移行されました。すなわち 付属書1扱いでは国際取引完全禁止でしたが 付属書2扱いとなると 輸出国の許可証があれば国際取引( 売買など ) が可能となりました。
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