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2015-7-16(木) 晴れ 20℃
クロオオイチ採りにかけては日本一の名をほしいままにしている 北見市の F氏が今日、今年初めてのクロオオイチ採りに大雪湖周辺に向かった。結果 9♂♂ 採集。まだ羽化液をだしている新鮮♂もいた由。
内1♂はGrade 4 に近い3。実はこれは今期、奇跡的な大戦果といえる。
今年の大雪湖は、昨年までとは打って変わって、ほとんどオオイチモンジがみられない。激減を通り越してもういなくなったといったほうが良いほど個体数が少ない。
一日中、あちこちの林道を走り回ってトラップをかけまくって、戦果ゼロ、クロオオイチはおろか、せいぜい1♂しか採れないといった人が普通といった異常事態となっている。
原因については、蝶がいないので皆さん、ひまにまかせて議論が盛んだ。
昨年、余りにも沢山のトラップをかけて殆どの♂を徹底的に採集してしまったので未交尾♀が多かったのではないか。
オオイチモンジが好んで産卵する道路沿いの低いドロノキが軒並み切られたせいだ。
いや寄生虫(寄生ハエ)のせいに違いない。蛹採集した9個の野外産蛹のうち7個からハエがでた。
前蛹時期にものすごい強風が吹き荒れたせいか。
オオイチモンジ以外の蝶も異常に少ないので蝶そのものが少ない年か、 丸瀬布方面各地や、オロピリカなどもオオイチモンジが極めて少ない。 etc,etc.......... 。
要するに理由は不明だが、従来の有名採集地ではオオイチモンジが異常に少ない年であることだけは確かなようだ。
一方、私はオショロコマ調査などで6月下旬から7月中旬にかけてずいぶん多くの林道に入ったが、とりわけオオイチモンジが少ないといった印象はない。
むしろ、今年から 北海道昆虫同好会ブログ にかかわっているせいでブログネタにと思ってオオイチモンジの写真を山のように沢山撮った。
北見市近郊の林道にて。オオイチモンジ♂ 2015-7-12 撮影後 リリース。
自前の秘密ポイントでは F氏 は今年一日で 24♀♀を採集しているので、あながちオオイチモンジが少ない年だとばかりは言えないかもしれない。
ただ、毎年全国からおびただしい数の採集者が訪れ、その各々が手技が確率されたトラップ採集法を駆使して最後の一匹まで根こそぎオオイチモンジを採集する風潮が一般的になっている有名採集地ではついに再生産能力に限界をきたしたのかも知れない。
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