北海道昆虫同好会ブログ

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エゾヒメギフチョウの交尾はダイナミック

2020-10-20 21:29:21 | エゾヒメギフチョウ
エゾヒメギフチョウの交尾はダイナミック



20XX-5-1 (金) 晴れ

午前中は畑仕事。

裏庭の家庭菜園にジャガイモ25個を植えた。

さらに、ニラ ネギ を株分けして植え直した。かなり疲れた。


午後、天気がよいので車で一走りして北見市近郊のエゾヒメギフチョウを見に行った。


この日、エゾヒメギフ35♂♂1♀を採集、生きたまま三角紙にいれておいた。


特別変わった個体はみられなかったので最後はこれらを全てリリースしたが、元気に森のなかへ飛んでいった。


このほか多数の個体をデジカメ撮影したが、あとでコンピュータに落として眺めると、まあまあの写真は案外少なかった。


これらまあまあの写真は機会があれば、適宜このブログにアップしてゆきたいと思います。


今回は交尾中のワンペアの写真をアップしました。


エゾヒメギフの交尾はダイナミックでした。


たまたま、メス探索飛翔中の♂が地表低く飛んでいたメスを発見したところを目撃しました。


♂は♀に体当たりするようにからみつき一緒に地面に落ち、はげしく転がりました。


なんと、起きあがったときにはがっちりと交尾が成立していました。


ここまでは♂主導に見えました。


しかし。


交尾するとエゾヒメギフの場合は例外なく♂は死んだようにじっとして♀にぶら下がるような格好ですが、徐々に分泌液を出して交尾嚢(スフラギス)を形成します。


♀は一見仮死状態みたいにジッとしている♂をぶら下げて、パタパタと短距離を飛ぶこともありますが何もなければそのまま静止して交尾状態を続けます。




場所が気に入らなければ♀は♂をひきずって数mほど移動することもあります。




エゾシロチョウとは異なり、交尾中のペアに他の♂がからんでくる(このエゾシロ♂からみ行動は無防備状態のペアが天敵に襲われるのをためらわせている )ようなシーンはこれまでのところは観察していません。





エゾヒメギフの羽根や斑紋はどちらかといえば保護色系でエゾシロみたいによく目立って、もろに天敵に見つかるといった確率がより低いからでしょうか。







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