北海道昆虫同好会ブログ

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ミズナを食べるオオモンシロチョウ幼虫を発見。

2023-11-08 16:26:07 | オオモンシロチョウ

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ミズナを食べるオオモンシロチョウ幼虫を発見。

 

 

2019-9-10 (火) 晴れ 36度C

 

 

 

朝から晴れてとても暑い。 

 

 

 

裏庭の家庭菜園のコマツナには例年のごとくオオモンシロチョウ 3令幼虫が多数見られる。

 

 

 

我が家の家庭菜園では、この時期、もっぱらコマツナの葉にオオモンシロチョウ幼虫が見られる。まれにハツカダイコンの葉でも幼虫が見られるが普通はコマツナの葉を圧倒的に好む。

 

 

 

 

この年は、鍋に入れたりサラダ菜にしたりするミズナも少し栽培していた。

 

 

 

この日、ミズナの葉を食べている幼虫たちを初めて発見した。これまでミズナを食べるオオモンシロチョウ幼虫は見たことがなかった。

 

 

状況よりミズナに産卵された可能性もあるが、隣接するコマツナの葉を食い尽くしてミズナに移った可能性もある。

 

 

 

 

これらを採集してシャーレに移した。

 

 

 

 

 

ミズナとコマツナは素人目にはあまりにも異なる外見をしているので意外といえば意外な大発見でした。

 

 

 

 

さっそく調べてみたところミズナは何とコマツナと同じくアブラナ科の越年草でオオモンシロが食べても不思議のない植物でした。

 

 

オオモンシロチョウ幼虫が最も好むとされるキャベツはもちろんアブラナ科だが、一見アブラナ科かと思っていたレタスは何とキク科でした。

 

 

 

 

それで、庭にたくさんあるレタスにオオモンシロ幼虫は見られないのは当然といえば当然でした。

 

 

 

 

 

外見的にはいかにもオオモンシロチョウ幼虫が食べそうだと思っていたのだが.......。

 

 

 

 

こうしてみると2019年秋、わが家の裏庭家庭菜園はオオモンシロチョウの食草が一杯だ。

 

 

 

 

 

ただ、これまでのところ、同じアブラナ科でもコマツナが圧倒的に好まれています。

 

 

 

コマツナ Brassica rapa var. perviridis  は北ヨーロッパから地中海沿岸および中央アジアが原産で、周年栽培が容易であり、食用として世界各地で幅広く利用されています。日本では江戸時代から東京小松川付近で漬け菜として栽培が始まったのが最初とされ、コマツナの和名の語源とされています。

 

 

ミズナの学名は  Brassica rapa   ssp japonica.    とか     Brassica rapa var.laciniifolia  とされていますが、コマツナの変種、または改良種のようなものかと思われます。コマツナと同じく多くの料理に使用されています。わが家ではもっぱら鍋やサラダに使用してきましたが、恥ずかしながらアブラナ科とは知りませんでした。

 

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