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春の終わり、エゾスジグロチョウ春型、ツマキチョウと遊ぶ
2016-5-21 (土) 晴れ 暑い
夏みたいな日が3日続いて庭がひどく乾燥、水まき少しやった。
朝10時に家を出て近くの林道に蝶を見に出かけた。しかし期待していた崖ではジョウザンシジミみかけず。
エゾキリンソウの花はまだ咲いていない。キジムシロの黄色い花は咲いているがチャマダラセセリも見かけず。
風がけっこう強く吹いているためだろうか。林道を進むと木漏れ日の中を飛び抜けてゆくオナガアゲハらしきもの1匹目撃。
他は蝶まったく見かけずエゾスジグロさえいない。川沿いの林道を源流までかなり詰めたが蝶をみかけず引き返す。
渓流に、とてもよさそうなたまりを発見し釣ってみたが魚信なし。
しばらく我が家方面にもどって別の林道に入った。
まだ道路脇には植物の芽吹きが少なく、林道は乾いてほこりっぽい。
林道を走り、一山越えてまた下って、小さな小川を横切るポイントへゆくとエゾスジグロチョウ春型と思われるチョウたちが多数飛んでいた。
採集してみると小型で裏面の翅脈が太く飛翔が直線的で速いものと、やや大型で後翅裏面、羽根の付け根基部が黄色くゆっくり飛ぶもの、と二つの個体群がいるのに気づいた。
後翅裏面羽根の付け根基部が白く、小型で裏面の翅脈が太く飛翔が直線的で速いもの。
やや大型で後翅裏面、羽根の付け根基部が黄色くゆっくり飛ぶもの。
両者とも♂ばかりだ。最初はこの二系統の個体群はもしかすると別種どうしかも、などと思ったがたくさん採集してみるとクラインのように見えないこともない。どうも何とも言えない。
アカマダラ春型が多い。
やや発生が遅いサカハチチョウ春型はまだ1♂のみ。
モンキチョウ春型。
ツバメシジミ春型。
キベリタテハの越冬個体などもみられた。
キベリタテハはじめタテハチョウの越冬個体はみんな貴重です。ジンジンと筋肉の震動が指に伝わってくる。産卵よろしくと頼んでリリース。
山を下って平地部にさしかかるとツマキチョウ♂が小刻みに羽根をふるわせ山裾に沿って速く直線的にやってきた。
全速力で走って素早くチョウの前方に位置して待ちかまえ射程距離にはいったところで一発ネットイン。
快感だ。
またかってのネットマンの血が騒ぎだし、気がついたら血眼になってツマキチョウをさがしていたのであった。
遠くにツマキチョウを発見し、走って位置どりを決めて待ちかまえネットする。
空振りしたら、すかさず必殺ネット返しで追いすがりネットする。
いい大人が死にものぐるいで小さな蝶に追いすがり大型ネットを振り回してネットする。
知らない人が見たら、こんなに異常な光景は滅多にないだろう。
そう、誰も見ていないからこれでいいのだ。他人の目があったらこんな浅ましいなりふりかまわぬ採集はできない。
久しぶりに猛烈ネットマンの原点に戻ったのであった。
まったく止まる気配のなかったツマキチョウたちだが突然1♂が、目の前のタンポポに吸蜜に止まった。
チャンスと思い連写につぐ連写。この間数秒で飛び立ったが、なんとか吸蜜中のツマキチョウ♂を撮影できた。
川沿いに咲く美しいクリンソウを撮影。
このときネットを地面においたつもりがドジって川の中においてしまいネットぐっしょり。
これではもうチョウを採れない。
結局、この日 ツマキチョウは5♂♂をネットしたが♀は見られなかった。
私は恥ずかしながら北見市で一度にこんなに沢山?のツマキチョウを採集できたのは初めてである。
北見市では従来ツマキチョウはさほど多いチョウではない。
考えてみればオオイチモンジのほうがはるかに多い。
フキノトウがおびただしい数の種子を飛ばし始めていた。
2時頃 帰宅した。
そのあと、庭の家庭菜園の掘り起こし作業で汗だく疲労困憊。
発酵牛糞堆肥を1坪あたり1袋すき混んだ。
お向かいさんから旬のアスパラをいただき夕食に食べたがうまかった。
夜 女子バレー 日本対イタリアをみた。
2対3で負けたがリオ五輪枠は確保して一安心。
といった、他愛のない春の終わりの一日でした。
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