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亜高山帯のヤマエゾヒメギフチョウはスミレがお好き
オホーツク界隈で平地のエゾヒメギフチョウは4月下旬から5月初旬に発生の盛期を迎え、徐々に消えてゆく。
一呼吸おいて5月中旬から亜高山帯で山岳エゾヒメギフが発生する。
個体数は多くないが原生林の針葉樹帯の木々を縫ってさっそうと飛ぶのは一種独特の光景で、これを見た蝶愛好家は滅多にいないとおもう。
北見付近ではいまやエゾノリュウキンカは稀少な植物で、この時期、これら山のエゾヒメギフチョウ:ヤマエゾヒメギクチョウ:ヤマヒメギフ は亜高山帯のスミレの花に好んで吸蜜している。
というよりフキノトウの開花が終わってしまった時期の吸蜜源としてはスミレしかないのかも知れない。
2016年、4つもの大型台風が北海道に上陸し猛威をふるった。
山奥へつながる林道のほとんどは破壊されてしまい、ヤマヒメギフの生息地へ至る林道も完全に破壊され通行不能。
壊れた林道が修復されるのは何年かかるかわからず、使用頻度の少ないこれらの林道は放置され消えてしまう可能性もある。
今回の台風被害のあと、北海道各地の蝶の有名産地へいたる林道は閉鎖されているところが多く、しばらくは採集者を寄せ付けないだろう。
この状況は蝶類、オショロコマなどの渓流魚はじめ多くの自然資源回復にはかえって好都合かも知れない。
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