セイヨウオオマルハナバチの一年。
オホーツクで春一番に咲き始めるエゾムラサキツツジ。まだほかの植物は開花の準備段階で、ひとりエゾムラサキツツジのみが鮮やかに咲いています。
この時期、昆虫類はまだほとんどみかけませんが、大きなハチが、唯一匹、まだ殺風景な庭をブンブン羽音をたてて飛び回りはじめ、孫長男君がこわがっています。長男君は怖がっていますが普通人を刺すことはありません。
温室でのトマト受粉などを目的に海外から日本に導入されたものの、当初から心配されていたとおりに、完全隔離のはずの温室から抜け出して日本各地で自然繁殖を始めてしまい攻撃的外来種として在来の自然に多大な影響を与えているセイヨウオオマルハナバチです。
本種の同定はとても容易で尾端が白いことで本種と確認できます。
いまや現実問題としてハウス栽培では、なくてはならない存在である一方、在来のマルハナバチが駆逐されて消えてしまったり、盗蜜行動により稀少な植物が損傷され結実・繁殖に影響がでるなど弊害も大きい。
我が家の庭でも家庭菜園の受粉は、このセイヨウオオマルハナバチにほとんど依存しているといっても過言ではないと思います。ほかのハチ類はほとんど見当たらないのです。
早春4月、目につくセイヨウオオマルハナバチは、普通一匹のみです。
5月になると数匹が飛び回っています。
6月になると10匹くらいに増えます。
秋には20匹くらいが飛び回っています。
そして冬がきてセイヨウオオマルハナバチは消えます。
そして長い冬が終わり4月の終わり頃、エゾムラサキツツジが咲き始めると、また最初の1匹が飛び始めます。
このころ、庭の赤ボケにはエゾシロチョウの幼虫の越冬巣が目につきますがまだ幼虫は出てきません。
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