MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

事業仕分けのあり方を思う

2009年11月18日 | 国際・政治

新政権発足後、2ヶ月を過ぎたが、来年度予算編成時期を迎えて、概算要求段階では、一般会計で、

過去最高の95兆円を超えるのだという。

『変革』を求める国民の声を受けて、この国の有り様を変えていこうという姿勢は、評価できるが、

その過程や道筋は一向に見えてこないのでは?

連日のテレビ、新聞などの報道からしか状況を知る術がないが、その情報を見る限り非常に疑問が多い。

政府の「行政刷新会議」『事業仕分け』も前半を終わったが、インターネットなどの中継を見ていると、

その趣旨は大いに賛同できるが、進め方や結論を得るまでの過程については、決して満足できるものではない。

国や自治体の事業の内容を精査して、事業がそのものが必要か否か、外部の視点で議論する手法は、

これまでも自民党時代から「国と地方の税制を考える」プロジェクトでも、仕分け作業が行われていた。

前半の経緯を見る限り、仕分け対象となった447事業が、何故選ばれたのか?基準が示されていない。

また、作業チームの仕分け人の選ばれた基準や経緯も不明である。

その中で、1事業の議論が約1時間で結論を出すのは、如何にも無理があり、仕分け人も事業に通じていない素人の方が多いそうである。

さらに、対象事業には防衛関連や義務教育、地方交付税など国のあり方に関わる案件が入っていたり、

本来第一に議論すべき「子ども手当て」、「高速無料化」などのマニュフェスト案件は、見当たらないのだ。

仕分けの結論も、多数決かと思えば、調整役の民主党議員の一方的な誘導である。

議論過程も、報道で見る限りでは、議員仕分け人が、事業担当側の官僚職員などを問答無用的にやり込める場面が多かったが、傍聴していた人たちはどう感じたのだろうか?

その上で、1時間で結論を出すなんて乱暴そのもので、最初から結論ありきのパフォーマンスではないか?と思われても、文句は言えまい。

これでは、仕分けの結果の正当性が疑われると思うが、担当相は、予算編成に活かすと述べている。

今回の仕分け作業そのものが、財務省の下請け的な存在で行われているとの報道もあり、

政府による政治ショーではないか?

事業担当側も予算を死守しようという、批判すべき姿勢も見られるが、調整役の議員が高邁な態度では、

詳しい事情を知らない我々国民の受け狙いでは無いのかと思われても止むを得ない。

また、事業の中には、費用対効果を数字で表わせない大事な事業もある筈であり、その背景にある制度などを考慮すべきであり、説明者の回答だけで短絡して評価することだけは、避けなければならないと思う。

仕分け作業の中で見られた官僚叩きだけでは、この国は決して未来は開けないと思う。

シンクタンクである官僚と政府と民間とが、敵対ではなく力を合わせないと、この日本の未来は無いと案じている。

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新政権発足1ヶ月の評価は?

2009年10月18日 | 国際・政治

新政権発足して1ヶ月が過ぎて、マスコミ各社の世論調査が実施されたり、テレビなどでの評価が論じられている。

特に、予算編成段階において、補正予算の見直し、来年度予算の概算要求などの過程においては、厳しい意見も多い。

政権交代については、概ね良好のようであるが、政策実現に関しては、懐疑的な見方が少なくないそうである。

報道などを見る限り、新政権の姿勢は、マニュフェスト優先のパフォーマンスばかりで、この先への期待より不満が多い。

補正予算の見直しでは、政策の評価も公表せずにとにかく3兆円ありきで、『ムダ?』と称して乱暴にぶった切り・・・・・

前原国交相も、民主党では最も良識派と信じていたが、八ッ場ダムへの姿勢にもガッカリである。

来年度予算の概算要求でも、とにかくマニュフェスト優先で、過去最高の95兆円を超えて、国債を発行するという。

民主党が掲げたマニュフェストは、もともと財源の裏づけがないと選挙中から、指摘されていたにも拘らず、

ただただ マニュフェスト優先で無謀な予算をつけるようだある。

既に、この国の財政は破綻状態であるのに、さらに借金を増やして後世へ付け回しして、財政再建の道筋すら示さない。

この財政状態は前政権の責任であるとして、責任転嫁して解決するものではなく全く無責任と言わざるを得ない。

マニュフェストもばら撒きばかりで、「国民」は、マニュフェストだけで投票したわけでは無い筈である。

民主党は、選挙前から「国民、国民」と言ってきたが、この「国民」とは、誰をさすのか?

民主党を支持するものだけなのか?

バラ撒きマニュフェストの「こども手当て」「高速無料化」などは、テレビ報道などを見ているかぎり、

「お金をくれるなら賛成」とか、「只で利用できるなら賛成」とか、全く自分の損得ばかりでしか考えていない。

バラマキのツケは、一体誰が負担するのか? その議論すらしていない。

「国家戦略室」とかは、名前だけで何をやっているのか?善良な「国民」には、全く判らない・・・

その責任者の言葉も、事もあろうか、『コンクリートから人へ』とは、何たる表現か?

受け狙いばかりで、品格のかけらも感じられない。

国の根幹となる、予算以外の外交や安全保障では、閣内でも信じ難い発言や食い違いが出ており、不安が一杯。

もともと支持層が1%もいない党の党首の発言がそんなに重いのか?

これでは、政治家主導の政治なんて任せられない。

この国の針路を間違えないためにも、しっかりと高い目線で舵取りをやってもらいと願うばかりである。

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政権交代への期待と不安

2009年09月07日 | 国際・政治

歴史的な自民党の惨敗の結果、政権交代が現実となり、連日新政権への期待と不安材料が、マスコミが取り上げている。

もともと今回の政権交代へと国民が断を下したのは、自民党への不満が爆発した結果である事には、異論はないだろう。

マニュフェストに掲げた政策については、連日の政党幹部の討論や専門家の意見を聞いても、

全てが今の日本に危機を転換出来るのか?疑問が生ずるが、とにかく一刻も猶予できる状況ではないことを、

国民に知らしめて対処してもらいたい。

選挙時に訴えていた論調と、政権交代が現実となってからの民主党の論調は、明らかにトーンダウンしており、

大丈夫なのかと不安があるが、今はこの国の舵取りを任せた以上、統治責任を早急に果たしてほしい。

マスコミを通じて政策に対する優先順位や財源問題の説明を見ても、根本的に予算を組み替えて精査するとしか言わない。

おそらく予算の内容や優先順位が判らないというのは事実だろうが、選挙中は敢えて削る部分は隠しておく戦略だろう。

税収の見直しは不可欠の状況であることは言うまでもないが、政策の優先順序をどうするのか?早急に発表してほしい。

地方の財源は、一刻の猶予も許されない現状である。

政策実現も、二言目には政治主導でやるから可能であると、言っているが官僚も全てが悪ではないと思う。

政府と官僚がぶつかり合うのではなく、官僚は日本のシンクタンクであり、政府と官僚が如何に国家国民のために、

機能させるかは、国民の理解と協力であろう。

国際社会との強調も見逃せない。

民主党が選挙中に繰り返して述べてきた、政治主導はそんなに甘くは無いはずで、約半数の政治家が新人である。

我々国民はしっかりと監視していかねばならない。

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政権選択選挙で問われる主権者の責任

2009年08月29日 | 国際・政治

政権選択選挙と言われる今回の歴史的選挙が、あす主権者である国民の審判が下される。

マスコミや世論調査などによれば、政権交代が確実視されているが、管理者も主権者の一人として、

マニュフェストやメデイアを通じての党首討論などを精査してきた。

どの党も、耳障りのいいことばかりで、他党を口汚く罵り批判ばかりでうんざりし、殆ど信頼できるものがない。

これまで成長を続けていた、「日本丸」が沈没しかかっているという認識に立って、この国の将来の国家像をどうするのか?

どの党のマニュフェストを見ても、基本理念や将来像が示されていない。

政策もばら撒き競争かと思えるほどバラ色政策ばかりで、その優先順序や目的と指標がない。

民主党政権確実と見られる中で、敢えて民主党の政策を精査してみるが、やはり、一番の問題は、財源問題であろう。

財源が示されていないと、厳しい指摘にようやく民主党は「予算を組み替えてムダを無くせば、財源はある・・」と嘯くが、

数字合わせをしただけで、何をいつまでにどれだけ削減するのかの5W1Hがなく、隠しているとしか思えない。

政治は、マジックではないので、ごまかしと言わざるを得ない。

誰が見ても財源が不足する事は、明白であるのに、消費税の論争すら避けて、今は増税は不要と述べるだけである。

今、日本は先進国では最悪の赤字国家で、800兆円を超える国と地方の債務残高をどうやって改善するのか?

その改善の道筋を示すのが、政治を担うものの責任である。

このまま放置すれば、財政破綻国家になることは、必死であろう。

今こそ、消費税を含む財政再建論議を行い、国民の理解をえる財政再建に取り組むことが喫緊の国民的課題である。

家庭で言えば、年収の2倍近い借金があるのに、さらに出費を増やそうとして、息子に後は何とかしろと言うに等しいと思う。

今、ばら撒きを行い可処分所得を増やし、経済に活性化を与えると考えているのだろうが、財政出動でもはや経済が良くなるとは思えない。

タンス預金が増えて、これまでと同じ債務を増やすだけだと思うが。

結局は、後世の国民にそのツケを回す事になり、無責任だと言われてもやむを得ない。

先のNHKの党首討論を見ていたが、党首がかざす「ボード」に書いたうたい文句の文字には驚いた。

感字が読めない首相だと国民は揶揄したが、あの汚い文字は、小学生以下であるとビックリした。

「字は体を表わす」という言葉を思い出した。

また、言葉に品格がないのは、何れの政治家に共通している。

あの田中真紀子が、民主党へ入党しあらぬ汚い言葉で、あろうことか顔や体の醜いと批判して言いたい放題であったが、

こんな政治家には、政治を語る資質があるとは思えない。政治屋がまかりとおる世の中になってはいけない。

「国民・国民」と連呼しているが、選ぶ側の我々主権者の責任も問われている今回の選挙ではないだろうか?

「こんな筈ではなかった・・・」と後悔しない選択をしなければならない。

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党首討論~民主政権に不安

2009年08月13日 | 国際・政治

「新しい日本をつくる国民会議」の主催で開催された麻生首相と鳩山代表の党首討論が行われ、大変興味深く内容を検証し、マスコミ各紙の論調も比較してみた。

政権交代が確実視されている今回の選挙において、自民・民主のどちらに政権担当能力があるのかを確認したかった。

民主党政権となったときに、国民生活を任せられるのか?迫力せまる政策論争を期待していたが、またも期待が外れた。

マスコミが指摘する「ばらまき政策」の財源が、本当に大丈夫なのか?と注目したが、「不要不急な事業を止めれば捻出できる」と述べるだけであったようだ。

社会保障費が毎年増え続けることが必須であるが、これも歳出削減で補えるほど財政は甘くないと思う。

本音で具体的財源が出来ると思っているのか?それとも政権の実績がないから判らずに言っているのか?欺瞞なのか?

民主党の弱点とされる財源問題や外交・安全保障問題については、結局具体的説明が無かったようだ。

主催者の有識者で、もっと問題の本質を問い詰めて国民の信頼得る論議をして欲しかった。

財源なくしてどんなに立派な政策も実現するはずが無く、「絵に描いた餅」にならないためにも、しっかりと糺して欲しい。

消費税についても、「いつまでも上げないで済むとは思わないが、4年間は必要ない」と言うだけで、「何故4年間なのか?」根拠の説明がない。

国民に不都合なことは、蓋をして隠しているとしか思えないのである。

これまでの無責任野党ならともかく、本当に責任政権をとるならば、国民が安心する説明が必要である。

よく二言目には、国民の目線での政治というが、これでは目線が合っていない。

高速道路無料化やガソリンの暫定税率の廃止など、その財源も不明である。

道路公団の債務40兆円の償還はどうするのか、暫定税の穴埋めはどうするのか?

高速利用料金は、渋滞無く高速で行けるからの対価であり、利用者の負担は当然であり、無料化で渋滞が悪化するなら意味は無い。

結局は、ばらまきのツケは、国民に回ってくるしかないないのだろう。

管理者は、今の日本には構造改革は不可欠であり、政権が自民であれ、民主であれ日本丸の行く末をしっかり示して、

国民はその痛みを分け合う覚悟をしなければならないと考えている。

誤りのない歴史的な意義のある政権選挙にして欲しいものである。

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政権選択選挙のマニュフェストを検証

2009年08月12日 | 国際・政治

総選挙が近くになってきたが、今回の選挙は、沈没しかかっている日本丸のこれからの針路を決める歴史的な選挙である。

日本丸をどのように舵をとるのか、政権選挙と注目されている今回は、『政権公約(マニュフェスト)』を具体的に示して欲しい。

マニュフェストでは、選挙公約ではなく、何をいつまでにどこまでやるのかなど所謂5W1Hで、

数値目標と具体的施策を掲げて説明して欲しい。

逆に、政権担当力の無い野党のマニュフェストは、意味が無いのではないだろうか?

先日には、各種団体のマニュフェストの検証した評価が発表されたので、大変興味をもってチェックしてみたが、

総合評価では、経団連、PHP総合研究所、全国知事会、日本総合研究所などでは、民主・自民ともにほぼ互角のようだ。

ただ、連合、構想日本では、非常に偏った評価で民主に高得点であったが、逆にみれば民主は連合すなわち労組の息のかかる政党である。

民主党へ政権交代が確実視されている展開の中で、マスコミが指摘するように、バラマミ政策が多く、いかに実現可能にするのか、財源の根拠を示すべきであろう。

バラ色政策を実現するには、約17兆円の財源が必要とされているが、増税なくして無駄を排して組み替えでできるだけでは納得できない。

ムダとは、何を如何に削減して、どれだけの財源が生み出せるのか?

官僚批判が続いているが、自治労などの組合員を削減を何人減らすのか?など全く具体的な説明がないのだ。

これは、自民党のマニュフェストにも言える事である。

国民に耳障りのいいことばかり羅列して、削減することには具体的な説明が全く無いのである。

我々国民の家計と同じことで、収入と支出のバランスが無ければ絵に描いた餅であることは自明の理である。

「高福祉高負担」なのか、「中福祉中負担」なのかの議論にも、封をしたままである。

今こそ国民に直結した社会保障などの問題に直面して、選挙を通じて国民が大激論すべき課題だろうと思っている。

860兆円と言われるこの国の借金をこれ以上増やすべきではない。

これからの若い世代に押し付けてしまうという問題を殆ど理解されていないのではないかと危惧している。

国の安全や外交についても、政党は票にならないからか全く政策として口にしないのである。

構造改革が道半ばで今回の選挙を迎えて、負の部分のみ取り上げられているが、日本丸は改革なくしては沈没のみである。

真剣に、我田引水ではなく、国を憂いて国民総意で大激論していかねばならない時である。

先日、知人から下記面白い情報を送ってきたので紹介する。

フランス国営放送!?の「お笑い日本の実態」・・・である・結構楽しめるので紹介する。

http://www.youtube.com/watch?v=R6cP05l5HWw&eurl=http%3A%2F%2Fblogs%2Eyahoo%252

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橋本五郎氏の時局講演会へ

2009年07月25日 | 国際・政治

読売新聞創刊135周年記念のセミナーとして、「ズームインSUPER」でお馴染みの橋本五郎氏の特別講演会の招待を受けて、参加してきた。

毎朝、ズームインSUPERで、歯切れのよい論調を聞いており、総選挙前の絶妙のタイムリーな講演会と期待して出かけた。

会場に着いてみると、やはり時節柄だろうか、会場はほぼ満席の盛況であった。

講演テーマも 『どうなる 日本の政治』と、日本の政治・経済の実態を踏まえた政治情勢への展望への鋭い切口に期待した。

001

今回の歴史的な選挙の意義や政権交代に関わる問題点など、政治記者らしい裏話もあり、政党の責任やトップリーダーの品格などの論調には、長年の経験が生み出す見識ある話から期待が膨らんでいた。

過っての歴代首相と比較しての、麻生首相や鳩山党首などの比較しての、権力者の力量などにも興味があった。

ところが政権交代選挙?の行方や日本の政治経済の実態の話にかかったころから、話がプライベートに話が及び、

出身地の地域の実情やご家族の話が長く続き、なかなか政局への話に流れが出来ないのである。

教育改革や福祉の問題に関わる話になるのかと思えば、入口だけで切込みが浅く、かなり予定時間がオーバーしたそうであるが、観衆が期待する肝心の政局がらみの話は全くなし。

002

歯切れがよいいつもの五郎節はどこへ行ってしまったのだろうか?と案じていた。

しかし、よく考えれば、選挙を前に橋本氏は、話したくても話せない、話してはいけないのだろうか?

日頃は、マスコミに対して、報道姿勢が全てにセンセーショナルな扱いばかりで、

真の姿の全てをありのままに伝えて欲しいと管理者は思っているが、今回は期待はずれであった。

003

政党の代表者の意見や答弁は、いつも我田引水の話ばかりで、どこを信頼していいのか全く判らない。

沈没しつつあるこの国を救うために、今何をすべきか、国民をミスリードしないように、マスコミの責任は大きいのではないだろうか?

羅針盤を失い、沈没しかかっている日本丸を救うために、国家が国民がやるべきことは何かを、この政権選択選挙の歴史的意義は大きいのだ。

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小澤代表辞任騒動に思う

2009年05月13日 | 国際・政治

民主党小澤代表が突然辞任表明して、メデイアがその経緯や影響など大きく取り上げて報道しているが、その論調に関心をもって見比べてみた。

新聞・テレビの情報を元に、感じたことを批判を怖れずに敢えて記してみた。

今回の辞任表明の記者会見を見る限りでは、我々国民の求める説明責任は全くされていない。

それも、説明しようとする姿勢も見えず、 「衆議院選挙を間近に控えて、政権交代の実現に向けて、挙党体制を強固にするため身を投げ打つことにした」と述べるだけである。

国民の70%以上の大多数が「説明責任を果たしていない」と考えていることに、何も応えておらず、その姿勢すら感じられないのである。

とにかく政局、政権奪取しかこの人の頭の中にはないのだろう・・・・・

まして、民主党から重い腰をあげて申し込んだ党首会談は、本来、今日国会で実現する筈であったのである。

常に、「国民生活重視の政治へ切り替える」と述べてきているが、この辞任騒動で国民の信頼を得られると思っているのであろうか?

いつも国会論争の場で感じているのは、幹事長やあの国対委員長など幹部の態度は、自民党への批判ばかりで、その言い草も耳を覆いたくなるような言葉が多く下品である。

いざ我が身への批判には、全く耳を貸さずに説明すらしない。まるで報道が悪いと言わんばかりで、我田引水ばかりではないか。

国民は、自民党であれ民主党であれ、日本丸が沈没しかねない危機状況のなかで、将来に希望を持てるために、どのような政策を取るべきなのかを国会の場で示して欲しい。

今こそ、政局一辺倒ではなく政策論争をやって欲しいのだ。

また、代表辞任で終わりではなく、巨額の政治献金問題には蓋をせずに、徹底的に司法の場でも追求してほしい。

今回の西松献金は、かっての田中派の金権政治そのものではないのか?

代表を退き裏で実権を握るのではないか?という評論も見かけるが、反小澤意見にも謙虚に耳を傾け、本来は政治家をやめるべきだと感じている。

次の代表に誰が選ばれるのか非常に関心があるが、国民の目線に立っての、開かれた議論の上で国民の信頼を得られる民主党へ脱皮して欲しいものである。

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小沢党首の続投に疑問

2009年03月28日 | 国際・政治

21年度予算が成立し、今後の政局が一気に解散・総選挙へと流れが急展開するのではないだろうか?

そんな中で政治資金規正法違反で公設秘書が起訴された民主党小沢代表の責任問題が、未だに納得できる状況ではない。

マスコミ各誌の報道によると、世論調査では小沢氏の説明に対して、 『納得できない』約70%、『説明責任を果たしていない』と思うのは、84%に達しているようだ。

その上で、 「代表を辞任すべきだ」との回答も50%を超えているのだ。

そのような国民の意思を受けて、昨日の民主党の代議士会の動向に注目していた。

当然辞任表明するかと思いきや、国民の意思を無視して代表に固執して続投するのだという。

党内議論も、異を唱えたのは2人だけで、党内結束を優先して政局第一だそうである。

この民主党の自浄能力は、あるのだろうか?

敵対する自民党にいつもあらぬ言葉を並べて強弁する、あの幹事長や党幹部も、国民の声に対する見解も述べずに、「結束」ばかりを強調。

その考えの根源には、「不公正な国家権力だの、国策捜査だ」という全く違法に対する意識が無い事である。

あれだけヤミ献金・偽装献金の事実が挙げられていても、「認識がなかった、知らなかった」だのと、白を切っているのだ。

秘書が積極的に関与していた事実をも認めないで、「単なる形式犯」として、未だに詳細な説明をしようとする姿勢が見られない。

これでは国民が納得できる筈がない。  

説明しようとすれば、いろいろ矛盾が出てくるからベールに包んで隠し通していこうというのだろうか

小沢側と西松建設側との献金を通じての長年の密接な関係は、田中派、金丸信以来続いていたようで、

資金集めの実態を知らなかった、認識していなかったとは、到底納得できる筈が無い。 

これらの経緯や核心問題について、民主党幹部や議員は、本当に理解して納得しているのか?

全てを承知しているが、臭いものに蓋をして『政局』第一で党内結束することを優先するというのであれば、この党の未来はなく、国民は支持できない。

民主党がいつも連呼する『国民』とは、一体誰を指すのだろうか?

国民が信頼できる健全な政権政党として、この局面は党内の自己刷新能力を発揮して政権交代できる体制を作ってほしい。

今こそ、政治家自身が、保身や政局優先ではなく、この国の危機を如何に脱するか国民に示してほしいものである。

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小澤党首記者会見を見て・・・

2009年03月05日 | 国際・政治

民主党小沢党首の公設秘書が逮捕のニュース速報が駆け巡り、政財界も国民もその真相に注目している。

昨日の小沢党首の記者会見で、この問題にどのように説明し疑惑を晴らすのか注視していた。

一言でいえば、一切の謝罪も無く、疑惑が晴れる説明はなく、全く失望した。

いきなり「非常に不公正だ。国家権力の行使だの、陰謀だ。何らやましいことは無い」などと、検察批判ばかりを述べていた。

各報道によれば、西松建設からのダミーを使ったトンネル献金である事は、すでに西松建設の裏金作り捜査から、証拠もあり、関係者からの証言があるようだ。

説明では、企業献金であるという認識はなかったというだけで、献金の出所についての記者の質問にも、 「そうした詮索はしない」とか「知るすべがない」と、企業献金ではないという具体的説明もアリバイも無かった。

国民の最大の関心は、企業献金であることは明白でありながら、何故 資金管理団体である「陸山会」で受けたような虚偽の会計処理をしたのか、それによる西松への便宜の供与がなかったのか?である。

であるのに関わらず『認識していなかった』とか『出所の詮索はしない』だけでは、説明になっていない。

また、企業献金であると判明すれば、返却すると述べていたが、そんな詭弁で国民は誤魔かされはしない。

最後は、会計担当の秘書のやったことで、任命責任も逃げ通す積もりなのか?

民主党幹事長など幹部の会見にも、納得できるものは無かった。

これまでも同様の他党の事象には、証人喚問だの参考人尋問など要求していたが、「充分なる説明責任を果たした」とか、「政局に絡めて政権の仕組んだ陰謀」だとか、騒ぐほうが悪いといいたいのか?

これまでも政府に対しては、「二転三転、七転八倒」だの言いたい放題の言い草も、トーンダウンか?

西松建設との腐れ縁は、あの金丸信以来であり、小沢党首は右腕だったのである。

与野党ともに、「政治家と金」の問題は、過去にも多くの事件を起しており、国民の最大心配事であるが、民主党の口癖の「国民」とは誰なのか?

解散総選挙も近いと取りざたされているが、真面目な国民は、誰にこの国の舵取りを任せたらいいのか迷っているのだ。

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定額給付金支給で各地が知恵を出して対応

2009年02月10日 | 国際・政治

定額給付金の支給については、多くの論議を通じてようやく法案が通り、関連法案の成立を待っているが、

各自治体においても、準備に追われているようだ。

連日、経済不況の影響を報道されているが、決定した以上は、一日も早く景気浮揚に役立つような方法で支給を期待したい。

昨日のNHKニュースでその対応状況について報道されたが、麻生首相も地方視察で福井県を訪れ、意見交換し取組み状況に関心していた。

越前市では、買い物券制度を設け、地域振興券として支給額の10%を割り増して、地元商店街の『プレミアム付き商品券』と交換できるようにするそうだ。

プレミアム商品券は、全国でも129自治体が採用を考えており、地元の地域活性化に繋げるそうだ。

特に、感心したのは、その商品券を地元特産の「越前和紙」と偽装防止に和紙の透かし技術が使われることである。

『越前和紙』は、過って日本の紙幣に使われていたことや、株券の95%が越前和紙をしていたそうだ。

今や、株券も電子化されてしまい、株券作成に使われた機械類も無用になってしまっているそうだ。

この技術や商品券への応用などを、全国1800の地町村へ提案してPRしているそうである。

前回の地域振興券では、全国の自治体の40%が利用したようだ。

首相も説明を聞き、『市も商店街も色々工夫しているな~。ぜひ、地元商店街で使って欲しい』とPRして、消費効果に期待を示された。

我が故郷の福井県からは、最近NHK・民間を問わず、何かと話題性が高い情報が発信されており、大変興味をもってウオッチングしている。

手漉き和紙の越前和紙の生産地を訪問したこともあるが、伝統ある越前和紙の発展に繋がる事を期待したい。

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衆議院予算委員会を見て

2009年02月06日 | 国際・政治

衆議院予算委員会が開かれており、NHKのLIVEや新聞報道をみているが、もうこの国の国会は機能しているとは思えない。

今の国家の危機に面しているときに、与野党の質疑を見ていると、マジメに考えているのかと怒りさえ覚える。

首相の施政方針演説に対する代表質問においても、野党の党首は出てこない。

社会保障問題の財源論議は避けられない筈であるが、消費税率引上げについては論議すらしようとしない。

鳩山幹事長は、「天下りの根絶とばらまき排除をしない限り、国民の理解は得られない」と述べているが、国民は今財源不足は理解している。

無駄を無くす事は当然であり、その上で財源がいくら不足するのか、シュミレーションを行い増大する社会保障費の安定財源を如何に確保するのか、今こそ与野党共に論議して国民の前で示すべきである。

民主党は、消費税率引き上げに反対ならば、その財源をどう確保するのか示すべきではないか?

勿論、今の不景気のときに、税率を如何にするかは、無理であるが、シュミレーションを行い国民に理解を求める論議をするのが、政治家の責任だろう。

予算委員会での野党の論議を見ても、『定額給付金は、悪質な選挙違反』だとか、

『今のままでは、高そうな背広を着ているおじさまのままで、終わってしまう・・・・』、とか、

『やるやる詐欺の常習犯だ・・』とか、

『この漢字読めますか?』と参議院予算委員会で首相にただす副代表もいた。

税金使って何をやっているんだ 審議に何の関係があるんだと聞きたい。

悪態の限りで言いたい放題。

良識ある国民には、『飲み屋の喧嘩じゃないぞ と見えてくる。

即刻退場のレッドカードである。

こんな発言しか出来ない質問者を選ぶ野党の節操の無い態度には、呆れるばかりで、とても政権を任せられるとは思えない。

真面目に政策論議しようとする姿勢は全く感じられない。

あるのは、麻生政権の弱みを突いて、解散に追い込み政局のみである。

国会は、バラエテイー番組に成り下がったようだ。

これを許す報道や一緒になってセンセーショナルに騒ぐキャスターも情けない。

今こそ、与野党共に、国民の前で真面目な政策論議を展開し、譲るところは譲歩して一日も早く、必要な政策を実現して欲しい。

いつも最後には、質疑が尽くされていないから採決は早いと言い張るが、やるべきことをチャンとやれといいたい。

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オバマ新大統領就任演説を見て・・・

2009年01月24日 | 国際・政治

オバマ新大統領が就任し、全世界が注目する中で新政権がスタートを切った。

Photo 就任式当日の歴史的な大フィーバーも、落ち着いたようだ。

就任演説の内容詳細や評価が、マスコミを通じて報道されており、就任式当日のLIVEでは、

同時通訳が今一でよく理解できなかったので、改めてじっくりと読み確認した。

宣誓の「やり直し」という落ちもあったようであるが、演説内容は選挙期間中の演説と比較してパンチに欠けていたように感じたが、どうだったのか?

あの会場で、熱狂的に米国民が興奮していたのは、何だったのかという印象も受けたが?

その内容では、『Yes. We Can 』、『Change 』は、一回もなし。

歴史的な言葉を捜してみたが、自分には感動するようなものは、見当たらなかった。

選挙期間中の『名演説集』のCD版が、40万部のバカ売れで日本の書店でも山に積まれている。

歴史的な一日に、歴史的なメッセージも無かったようだ。

ニューヨーク株式市場のダウ平均も、期待されたご祝儀相場もなく、何と大台の8,000$を割り込んだという。

アメリカ発の世界的大不況の真っ只中で、浮かれてばかり居れないという、覚めた評価の表れだろう。

演説の中で感じた要点は、現在の状況を抜け出すために、

機能する政府を作り、市場主義を改める・・・・

自らのために、国民のために、世界のために、国民全てが新しい責任の時代へ・・・・

と訴えていた事には、一面では賛同できる。

裏を返せば、国民も各国も自らの責任を果たせと言っているようだ。

2 このスピーチが、作文に終わらず、確実に世界への約束として、時間をかけても実現して欲しいものだ。

日本の政治を見てみると、政府も政治家も政局ばかりで、与野党共に今打つ手を打つ努力が見られない。

就任式後に、メキシコへ飛び立つブッシュ前大統領に、『ヘイヘイヘイ、ブッシュ バイバイ・・』とは、何とも寂しい気持ちがした。

世論は、かくも冷たいものか?移り気なものだろうか?日本人には理解できないよ・・・

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オバマ新大統領就任式を見て

2009年01月21日 | 国際・政治

歴史的な一日と言われる政治イベントのバラク・オバマ新大統領の就任式をNHKのLIVE放送で確認した。

100年に一度というアメリカ発の経済危機、イラク・アフガン問題からの国際緊張、初の黒人大統領など話題性あるイベントを注視したが、少しミーハー的見解を述べてみたい。

Photo_2 セレモニー会場のワシントンDCのナショナルモールには、零下気温の厳寒の中で全米から約200万人が集まり、『歴史的一日』を見守ったそうである。

日本では考えられないが、新大統領への期待の大きさなのか、それともお祭り騒ぎ好きの国民性なのか?

それだけ今のアメリカの危機状態を表わしているようだ。

テレビ画面で見る、打ち振られる星条旗と人の波は、まるで滝のように見える。

そして、どこからともなく発生する「オバマ・オバマ・・・」のオバマコールが響き渡っている・・

まさに、歴史の転換点のイメージは、伝わってきた。

就任演説の全てを一番注目して聴いていたが、約20分の長いスピーチには、これまでのものと比べてあまり要領よい簡潔なものとは、思えなかったが、モールに集まっている群衆には伝わったのだろうか?

51 要旨は、『危機の真っ只中で、国民一人ひとりが責任と自覚をもって再生に向けて、やるべきことを確実にやろう』『新たな責任の時代』であると訴えていたようだ。

また、国民の一人ひとりが、「自らのために、国のために、世界のために」何が出来るかを考え、痛みと忍耐を享受しなければならないとも述べていた。

会場の人々は、興奮気味に感想を述べていたが、スピーチの主旨がキチンと伝わり理解しているのだろうか?

『Yes.We Can とは、言っていなかった・・・・

日本から招待された政治家は、我が神奈川県の松沢知事ただ一人だそうである。

オバマ新大統領の直ぐ近くで演説を聞かれたそうである。麻生総理はお呼びじゃないのだろうか?

一方、オバマグッズは、超人気となっているそうで、演説本は40万部がバカ売れで、オバマ面も破格値だそうである。

また、福井小浜市も、「勝手に応援する会?」とかが、フラダンスでお祭りムードに沸きかえっているが、やりすぎである。

政策などを理解しているのか?オバマ大統領は、北朝鮮のテロ指定国家の解除に賛成しているのだ。

これからの関心は、日本との関係改善が期待できるのか?

日本への要求も強要されて『Yes. You Can 』と言われそうであるが、どう対処するのか?

オバマ新大統領一人が、変わって全てが変わるとは思えないが、これをキッカケに新しい『変革』(CHANGE)を期待したい。

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2009年度予算 原案に思う

2008年12月28日 | 国際・政治

来年度の予算の財務省原案が閣議決定され、報道されている。

内容の概要を見て愕然とした。これまでの与野党の議論や経済不況から考えるとある程度予想されたことであるが。

一言で言えば、「景気対策・生活防衛」を口実に、過去最高の歳出規模の『ばら撒き予算』となっている。

背景を考えると、与野党を問わず、国民すべてが歳出圧力ばかりで、今こそ日本の財政状況を踏まえてどう重点配分するかの議論が必要であろう。

景気対策や雇用対策、社会保障費増に予算配分は当然であり、「重点課題推進枠」を設定した事は、評価できる。

しかし、将来ビジョンを見据えた国家像を考えれば、財政再建の道筋は全く見えてこない。

相変わらず道路族は、「必要な道路は作る」と豪語して、約束された一般財源化すらなし崩しにしている。

「必要な道路」の論議すら避けて、いつまでにどの道路を急ぐのかを決めないで、今の財政事情からは、無駄使いと言われても弁解できない。

道路作りは、失業対策ではないはずである。

これまでの道路を見れば、無駄が多く、その結果大きな財政悪化を招いたと言っても過言ではない。

日本の純債務残高は、GDP比で170%だそうであるが、先進国では、飛びぬけて最悪である。

国債費も、予算案では33兆円を計上しており、一般会計で550兆円を超えるようだ。

プライマリーバランスの改善も、先送りとなり 正に既に破産状態ではないだろうか?

一部の論調には、他の国と違いこの債務は、内債だから心配ないという意見もあるが、確たる根拠はない。

結局は、余剰ある取れるところから取れるという、税金を無駄食いしている族の話であり、次の世代に負担させるべきではない。

景気不況で歳入の激減は避けられず、社会保障費などの歳出増を考えたら消費税の検討は待ったなしの筈である。

選挙を意識して、「中期プログラム」では、その時期や税率の議論さえ始まっていない。

これは、与党野党の問題ではないだろう。政治家の責任であり、それを指摘しない国民自身の課題である。

この実態は、多くの国民の意識は非常に低く、またそれを意識させるべきマスコミの責任は大きいと思う。

誰かの責任に押し付けて解決する問題ではないのではないだろうか?

家庭の財政問題に例えれば、お金が無いから優先順を付けて、何に消費するのか、どれをガマンするのか、家族で相談して使う筈である。

危機意識を持ちながら、身分相応の生活と今後のやるべきことを夫々に考えて新年を迎えたいと思う。

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