鎌倉の夏の風物詩である「ぼんぼり祭り」が鶴岡八幡宮で始まり、今年も夕涼みを兼ねて出かけてきました。
毎年、立秋の前日の夏越祭から始まり、立秋のこの日も猛暑日でしたが、涼を求めて段葛通りには、浴衣姿の参拝客で賑わっていました。
源氏池には、蓮の花は見頃を過ぎていたが、夜ながら白・ピンクの大輪を見ることが出来ましたね~
参道のぼんぼりには点灯が始まっていたが、本宮楼門もライトアップされてお昼には気付かない扁額や出組の肘木などクローズアップされ、さすがに国の重文の貫録を感じます。
日暮れとともに舞殿では日本舞踊が奉納されて、大石段は観客席となっていました。(笑)
舞殿では、可愛い子ども達の踊りなど日本舞踊が奉納されていましたが、日本伝統の優雅な美しさに見惚れていました。
舞殿前には、夏越の大祓いの茅の輪くぐり(輪越し)に多くの参拝客が集まり、猛暑の夏の終わりを願っていました。
夜の帳がおりると、参道には大小のぼんぼりがうっすらと仄かな灯りを放ち、幻想的な雰囲気に包まれていましたが、家族連れなどがひとつひとつの作品を確認しながらそぞろ歩く風情が演出されていました。
鎌倉ゆかりの著名人によるぼんぼりへの書画では、楼門の横に石原伸晃大臣の朝顔が奉納されていましたが、素晴らしい画ですね。さすが最上段を飾るに相応しい作品です。
ヤマユリの花の画もお気に入りの作品でした。
宇宙飛行士の山崎直子氏の詩にも重みがありますね。
恒例のスポーツイラストには、W 杯の選手たちが描かれていますが、結果は夢のない戦いだったのでは??・・・・
大石段横にある、ぼんぼりに書かれた宮司さんの言葉にも思いを感じます。
「天馬」の素晴らしい書体に魅かれましたが、天を駆ける馬の姿を連想しますね。
毎年、奉納されている朝丘雪路さんの作品です。
京都八坂の塔を描いた素晴らしい作品もお気に入りです。
八幡宮から小町通りを歩くと、小町通りの人気の「ろくでなし猫」も寂しそうでした。
「争い好まぬ平和ネコで 黙っていれば人を呼ぶ・・・ニャ~オと叫べば愛を呼ぶ・・・頭を撫でれば ツキを呼ぶ・・」 そうで、散歩人には人気の古猫さんですね
多くのぼんぼりには感動を呼ぶ作品が多かったが、中にはプロパガンダの作品もあり、興味が半減して、何でこんなところで~と怒りを覚えていた・・