久し振りに日本橋から常盤橋界隈をぶら散歩してきました。
日本橋川の常盤橋から望む日本銀行本館は、石積みのレンガ造りの素晴らしい外観が見られこれまでも何度か描いてきましたが、百年を超える歴史的建造物の魅力溢れる国重要文化財となっています。
常盤橋も10年近く補修工事が行われていましたが、今年工事が終了し新しく復元されて生まれ変わった景観が見られます。
復元された橋は、高欄手すり柵や水切り石などモダンな様式2連のアーチ式デザインで、橋を渡って常盤橋公園に繋がっています。
新しくなった橋の向かいには、もう一つの常盤橋も見られます。
過ってこの地に江戸城の常盤橋門があった常盤橋見附の桝形石垣の一部が保存されており、公園内には、現在大河ドラマで話題の人で、日本銀行や経済界に関わりのあるの渋沢栄一像が建てられています。
古い方の常盤橋には伝統ある姿の親柱も見られます。
常盤橋の東京駅側には、新しく常盤タワービルが建てられて、周辺の景観はすっかり変わっていますが、さらに新しい日本一の高層ビルが着工しており、6年後には常盤橋付近の景観は劇的に変わるようです。
タワーの広場には、鯉の池があり大きな錦鯉の滑り台のアート遊具が設置されて、人気スポットとなっています。
常盤橋から東京駅丸の内に向かうと、駅舎も復元されてまもなく10年になりますが、赤レンガ造りの外壁やドームなど辰野デザイン独特の景観が見られ、久しぶりにその優れた景観に魅せられていました。
駅舎全体の重厚なデザインの八角形のドームの壁面内部は、方角に合わせて十二支のレリーフが飾られて改めて歴史的建造物の重厚な景観に感動していました。
久し振りに東京駅周辺の街並の変化を感じながら過去・現代から未来へのステップに感動しながらのひと時でした。