寒川神社に参拝した後、寒川の歴史スポットを巡ってきました。
寒川神社の大木に覆われた参道では、神奈川県最大の鉄筋コンクリート製の二の鳥居が聳え、緑の樹々と併合した景観が見られます。
一の鳥居を出た先の一之宮緑道は、過って旧国鉄相模線が通っていた路線を利用して作られた道で、現在はカツラやサクラなど四季の花が咲く緑豊かな約900mの散歩路となっており、この日は竹灯籠が並べられた憩いの小径となっていました。
緑道の途中には、当時の様子が伺える車輪や路線も保存されています。
緑道の先の八角広場では、過っての西寒川駅後に八角形のタイル張りの噴水広場がつくられていて、お休み広場となっています。
八角広場の近くには、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題となった源頼朝の忠臣だった梶原景時館跡が残されており、現在は「天満宮」と称されています。
天満宮から少し離れた広場には、梶原氏一族郎党(七士)のお墓の石造群や銅板の像も設置されていました。
寒川から近くの茅ヶ崎の「下寺尾官衙(かんが)遺跡」へ向かうと、古代(7~9世紀)に存在した相模国高座郡の郡衙(役所)跡で地方の官衙の在り様を知る遺跡として国の史跡に指定され、相模之国の貴重な史跡となっていますが、現在は当時を思わせる景観は見られませんでした。
史跡の入口には、「七堂伽藍跡」の石碑が建ち、案内版によると弥生時代に七堂伽藍の巨大な寺院があったようで瓦などが発見されたことから当時の面影が偲ばれる史跡となっています。
下寺尾遺跡群近くの駒寄川沿いの散策路では、せせらぎ親水公園など緑と水の流れが融合した自然環境豊かな光景や道祖神・庚申塔が保存され、川沿いのお花畑にはコスモスが咲く地域のお散歩の人気スポットとなっているようです。
久し振りに寒川と茅ヶ崎の歴史探訪のポタリングを楽しんでいました。