終戦75年の終戦記念日を迎えて靖国神社に参拝後、昭和の戦中・戦後の想いが展示されている「昭和館」を見学してきました。
昭和館へ向かう九段坂の牛が淵では、大輪の蓮が咲き緑一面に輝いています。
昭和館では、昭和時代の戦中・戦後の国民の暮らしぶりが、実物資料が展示されていました。
「家族の別れ」ブースでは、徴兵された寄せ書きの国旗や出征祝いの幟が見られ家族の熱い想いが伝わってきました。
「昭和10年頃の家族」ブースでは、日中戦争が始まった頃の茶の間や台所の様子が展示されています。
「統制下のくらし」ブースでは、戦時中には生活物資や食料不足となり、配給制度の実態が案内されていました。
当時の主婦が、旋盤作業を行い生活を支えていた姿です。
「銃後の備えと空襲」ブースでは、空襲に備える様子や防空壕展示され、当時故郷に疎開して防空壕で奇跡的に助かった経験を想い出が蘇っていました
全国各地でB29機の大空襲で焼野原となった光景です。
回廊の一角には、ラジオから終戦直後の8月15日に戦争の終結が伝えられた「玉音放送」が、生々しい昭和天皇のお声で聴かれ、終戦の詔書が展示されていました。
「廃墟からの出発」ブースでは、戦後の食糧事情や生活ぶりが再現されています。
「子ども達の戦後」ブースでは、戦災で焼失した学校で青空教室の様子や懐かしい国民学校の教科書などが展示されていました。
「復興に向けて」ブースでは、生活を支える様々な家庭電化製品が増え、三種の神器と言われた憧れだった電気製品「テレビ・電気冷蔵庫・電気洗濯機」が展示されていました。
戦後間もない頃の婦人や女子の懐かしい服装姿です。
「移りゆく世相」ブースでは、当時の世相を表す懐かしいポスターや雑誌が数多く並び、少年時代を想い起すひと時でした
戦中・戦後という激動の時代を過ごしてきた世代として、終戦75年の記念日を迎えて改めて我が国日本の復興の歴史を目のあたりにした感動の一日となりました。
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