我が街の大庭城址公園は、現在はサクラやフジの花など四季の花の公園として市民の人気スポットとなっていますが、昨年、市内に残る「大庭城跡」として市の史跡・名勝と指定されてました。
城址公園として整備されて37年が経過しますが、一昨年から遺構の発掘調査が実施されて、その史跡を探索しながら公園内を散策してきました。
管理事事務所には、大庭城の歴史を紐解く古城の経緯や遺構がパネルと模型で紹介されています。
案内によると、大庭城は平安時代後期に活躍した大庭三郎景親の居城だったとされていますが、約500年前の室町時代に扇谷上杉氏が城郭として築城したそうで、後に北条早雲により攻め落とされて落城し廃城になった名城だったと紹介されています。
大庭景親が石橋山の戦いで源頼朝と戦った様子の絵が掲げられています。
公園内には、大庭城址の石碑も設置されています。
園内の南側広場には、4棟の掘立柱建物址として石柱が設置されて当時の面影が保存されています。
公園の大庭山の西斜面には、防御施設となった一部の横堀跡も見られます。
園内の斜面には、曲輪を区分する空堀が東西を横断する形で今も残されています。
花の広場では、早咲きの紅梅や椿の侘助が見頃を迎えて、春の到来を告げるように彩り豊かな姿をみせています。
高木のハクモクレンも冬芽を膨らませています。
大芝生広場では、春には市内で一番の桜の名所となっているソメイヨシノやクスノキ、メタセコイアなどの大木の姿が聳え春の桜咲く時期の景観が楽しみです。
園内の一角の足形広場には、市制50周年を記念して市民の足形で創られたモニュメントが設置されており、応募された市民にとっての想い出の記念スポットとなっています。
歴史や花の名所となっている、湘南の名城と言われる大庭城址の中世大庭の魅力を再確認していました。
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